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4月こと座流星群2022 23日(土)明け方が活動の極大

2022/04/22 20:26 ウェザーニュース

春の夜空を彩る「4月こと座流星群」の活動が、4月23日(土)4時頃に極大を迎えます。今年は極大時刻が明け方のため、23日(土)未明から明け方にかけてが見頃です。

流星ライブカメラ

ウェザーニュースでは、22日(金)21時頃から星空を生中継。こちらからも流星観測をお楽しみください。

▼流星ライブカメラ(福島県)


※天気などの関係で、中継の開始や終了タイミングは予告なく変わることがあります。予めご了承ください。

4月こと座流星群の特徴は?

4月こと座流星群はサッチャー彗星を母天体として、毎年4月16日頃から4月25日頃に出現し、22日頃に極大を迎える流星群です。

(1)突発的な流星数の増加も
突発的に流星数が増加することがあり、過去には国内で1時間に90個の流星が観測されたこともありました。ただ、近年は通常の活動が続いています。

(2)明るい流星の割合が高い
観測出来る流星数は少ないものの、明るい流星の割合が高いので、見られると印象に残りやすいかもしれません。

今年の4月こと座流星群は?

4月23日 1時 東の空(東京)
今年の極大は4月23日(土)4時頃の予想です。東京では、22日(金)20時頃に放射点(※)が空に昇り、流星観測のチャンスが出てきます。

今年は極大時刻が明け方のため、23日(土)未明から明け方にかけてが一番の見頃です。

出現数は控えめの流星群で、今回は下弦前の半月も空に昇っているため、見られる流星数はピーク時で1時間に5個程度となりそうです。

流れる数は少ないですが、明るい流星の割合が高い流星群のため、目にできれば印象に残るかもしれません。見えたらラッキー!と思うくらいの気持ちで、気軽に空を見上げてみてください。

※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点で、流星群に属する流れ星はこの点を中心に放射状に流れます。

おすすめの観測方法

流星群の流れ星は、放射点があること座の周辺のみに出現するわけではなく、放射点を中心に四方八方に流れるため、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。

観測の際は、月明かりを直接視界に入れないようにしつつ、できるだけ空を広く見るようにして空を見上げるのがおすすめです。