日本列島は東の海上から張り出す高気圧に覆われています。高気圧の周囲に沿うような形で東北の上空1500m付近には＋12℃以上の暖かな空気が流れ込んできました。

さらに山越えの風によるフェーン現象が加わり、東北北部の太平洋側で特に気温が上昇中です。11時までの最高気温のランキングを見ると、全国トップになっているのが岩手県宮古市で29.3℃。次いで岩泉町・小本が29.1℃、久慈市で28.8℃と岩手県の地点が上位を占めています。

宮古市の29.3℃は昨日、広島県で観測した今年の全国最高を上回る気温です。

午後は東北北部に加えて、東北南部の内陸部でも気温が上昇して、25℃を超える所が多い予想です。福島市は昨日とほぼ同じ28℃まで上昇し、7月上旬並みの暑さとなります。

まだ暑さに慣れていない時期でこれだけ気温が上がると熱中症のリスクが出てきますので、屋外で体を動かしたり、長時間作業を行う場合は、こまめな水分補給など対策を行ってください。

関東以西は昨日ほどは上がらないものの晴れる所では25℃前後となり、日差しの下では少し暑さを感じるくらいです。
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