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つぼみ調査結果(7) 北日本の桜の開花は1日~2日早まるところも

さくらプロジェクト 第7回つぼみ調査

2022/04/13 12:35 ウェザーニュース

桜の開花日をより高い精度で予想するため、4月8日(金)~10日(日)にかけて、今シーズン第7回目のつぼみ調査を実施しました。

北日本や新潟・長野から800通(内訳:ソメイヨシノ409通/その他391通)のつぼみ報告が届きました。今回の調査でも、順調に開花が進んでいる様子が確認でき、今後の桜開花予想を1日~2日早める結果に繋がりました。

たくさんのご参加ありがとうございました。

北日本のつぼみは順調に生長

この一週間の東日本から西日本は高気圧に覆われて晴れた日が多くなりましたが、北日本では低気圧や前線の影響で雨やみぞれが降った日もありました。

つぼみの生長は一旦足踏みしたものの、晴れて気温がグンと上がった日には生長が進み、先週と比較すると「先が緑色に」や「先がピンクに」以上が多くなりました。

東北南部では開花のリポートが届きはじめ、開花前線が少しずつ北部へ進んでいることが分かりました。

また、北海道も季節が進んだ暖かさの日もあり、つぼみは生長。「先が黄色に」以上の報告が増えています。開花に向けてつぼみが進んでいる模様です。

▼「先が緑色に」以上の割合
   今回 前回(4/1-3)
東北  90% 73%
北海道 19%  7%

▼「先がピンクに」以上の割合
   今回 前回(4/1-3)
東北  51% 28%
北海道  2%  1%

北日本の桜の開花が1~2日早まる所も

北日本の今後一週間は、周期変化の天気の予想です。週半ばから後半にかけて低気圧や前線の通過で寒さが戻ってくる日があるため、つぼみの生長はゆっくりになりそうです。ただ、晴れた日の昼間は気温が大きく上がり、暖かさにつられて一気に生長が進みそうです。

また、今回のつぼみ調査の結果でも、ここ数日の暖かさで東北の生長が進んでいることも確認でき、今後の桜の開花が1~2日早まるところがありそうです。東北南部に続いて、北部も次々と開花を迎えていくでしょう。

北海道も道南や道央のつぼみが動き出しているので、今後の変化を楽しめそうです。(桜予報担当:伊丹)

つぼみ調査の様子(一例)

秋田県秋田市(4/10)
「昨日からの暖かさで一気に成長加速中」(GreenFlashさん)
青森県青森市(4/9)
「先がピンクになるのはもう少し?」(おいもさん)
北海道函館市(4/10)
「三日坊主、6日目」(きゃろすけさん)

一本の桜とともに特別な春を…♪

ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っており、今年で19年目。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?

参考資料など

トップ画像:よしきち さん(山形県鶴岡市)