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台風1号(マラカス) 発達して暴風域を伴いながら小笠原諸島へ

2022/04/11 07:19 ウェザーニュース

4月11日(月)6時現在、台風1号(マラカス)はフィリピンの東の海上にあって、西に進んでいます。

明日以降は発達しながら北上を続け、暴風域を伴いながら次第に北東に向きを変えて、週後半には小笠原近海に向かう予想です。今後の動向に注意してください。

▼台風1号 4月11日(月)6時現在
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 15 km/h
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   25 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s
>>最新の台風情報

小笠原諸島は大荒れのおそれ 今後の動向に注意

台風1号はこの先は発達して、暴風域を伴いながら北上する見込みです。週中頃からは徐々に進路を北東方向に変える可能性が高いとみられます。15日(金)頃には小笠原諸島に接近し、大雨や暴風、高波などの影響を及ぼすことが想定されるため警戒が必要です。

本州に台風が直撃する可能性は低いものの、週後半以降の影響はまだ不確実性が高い状況です。間接的に前線の雨雲を発達させたり、強風や高波の影響が及んだりする可能性も否定できません。今後の動向を注視するようにしてください。
>>10日先までの天気

台風2号 日本への影響はない見込み

台風2号の進路予想図
また、昨日10日(日)に発生した台風2号(メーギー)は、フィリピンでほとんど停滞しています。

▼台風2号 4月11日(月)6時現在
 中心位置   フィリピン
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

台風2号は今後もしばらくフィリピン付近で停滞する見込みです。あまり発達しないまま勢力を落とし、13日(水)3時までには熱帯低気圧に変わると予想されており、日本への影響はないとみています。

4月の平年の発生数は0.6個 この時期の発生も珍しくない

平年の台風発生数
今年の台風1号発生は、4月なってからで、昨年12月に発生した台風22号以来、およそ4か月ぶりの台風発生となりました。

例年の北西太平洋では、1〜3月に台風の発生が最も少ない時期を迎え、4月頃から徐々に発生が増えはじめます。

過去10年間の統計を見ると、4月末までに台風の発生数が0だった年は2回しかなく、この時期に台風が発生することは珍しいことではないと言えます。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「マラカス (Malakas)」はフィリピンが提案した名称で、「強い」を意味する言葉からとられています。

台風2号の名前「メーギー(Megi)」は韓国が提案した名称で、「なまず」を意味する言葉からとられています。
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