国内:愛知県東部でM4.7 震度4観測は3年半ぶり
7日(木)9時30分頃、愛知県東部を震源とするマグニチュード4.7、深さ11kmと推定される地震が発生しました。この地震で愛知県新城市で最大震度4、豊橋市や豊田市、蒲郡市などで震度3、名古屋市では震度2の揺れを観測しています。
地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、若干の横ずれ成分を持つと解析されています。愛知県東部を震源とする最大震度4以上の地震は2018年10月7日以来、約3年半ぶりです。
今回の震源付近に既知の活断層はないものの、愛知県東部では過去に大きな地震が起きています。1997年3月16日には今回よりも少し深い所でマグニチュード5.9の地震が発生し、最大震度5強を観測。歴史資料では715年にマグニチュード6.5〜7.0程度、1686年にマグニチュード7.0程度の地震が起きたことが知られています。
地震のメカニズムは東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、若干の横ずれ成分を持つと解析されています。愛知県東部を震源とする最大震度4以上の地震は2018年10月7日以来、約3年半ぶりです。
今回の震源付近に既知の活断層はないものの、愛知県東部では過去に大きな地震が起きています。1997年3月16日には今回よりも少し深い所でマグニチュード5.9の地震が発生し、最大震度5強を観測。歴史資料では715年にマグニチュード6.5〜7.0程度、1686年にマグニチュード7.0程度の地震が起きたことが知られています。
国内:震度4が1週間で6回発生
この期間では前述の愛知県東部の地震をはじめ6回の震度4の地震が発生しました。その前週が4回、さらに前の週は3回と地震が多い状況です。
13回の地震の震央地名は10にわかれていて、同一の震央で複数回発生しているのは福島県沖と石川県能登地方のみです。(注:石川県能登地方と能登半島沖は震央地名が違うものの一連の活動をみられます)数は多いものの地震の規模はそれほど大きくはなくマグニチュード5以上は4回に留まり、マグニチュード4.5未満が6回となっています。
これらの個別の地震がそれぞれに直接的な関係を持っているとは考えにくい一方で、4つのプレートの境界に位置する日本列島が地震多発地域であることを改めて示しているといえます。現在の科学では気象予測ほどの精度で大地震の発生を予測することはできません。いつ大きな地震がきても大丈夫なように、日頃から準備をしておくことが重要です。
13回の地震の震央地名は10にわかれていて、同一の震央で複数回発生しているのは福島県沖と石川県能登地方のみです。(注:石川県能登地方と能登半島沖は震央地名が違うものの一連の活動をみられます)数は多いものの地震の規模はそれほど大きくはなくマグニチュード5以上は4回に留まり、マグニチュード4.5未満が6回となっています。
これらの個別の地震がそれぞれに直接的な関係を持っているとは考えにくい一方で、4つのプレートの境界に位置する日本列島が地震多発地域であることを改めて示しているといえます。現在の科学では気象予測ほどの精度で大地震の発生を予測することはできません。いつ大きな地震がきても大丈夫なように、日頃から準備をしておくことが重要です。
世界:ポーランドでM4.7の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震はヴァヌアツ近海で発生したマグニチュード6.3です。
今回注目する地震はポーランドで起きた地震です。日本時間の8日(金)未明にポーランドの南西部を震源とするマグニチュード4.7、深さが約8kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムはわかっていません。
ポーランドはユーラシアプレート上に位置していて、地震が少ない国です。ただ、今回の震源付近の南西部ではマグニチュード5前後の地震が時々発生しています。1983年にはマグニチュード5.8のやや強い地震が起きて、周辺地域では強い揺れに見舞われました。2016年には地震により近郊の鉱山で死者が出ています。
今回注目する地震はポーランドで起きた地震です。日本時間の8日(金)未明にポーランドの南西部を震源とするマグニチュード4.7、深さが約8kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムはわかっていません。
ポーランドはユーラシアプレート上に位置していて、地震が少ない国です。ただ、今回の震源付近の南西部ではマグニチュード5前後の地震が時々発生しています。1983年にはマグニチュード5.8のやや強い地震が起きて、周辺地域では強い揺れに見舞われました。2016年には地震により近郊の鉱山で死者が出ています。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。