熱帯低気圧を移動させる風が比較的弱いため、進路予報の誤差が非常に大きくなっています。5日先の予報円の大きさは半径950kmと非常に大きく、これは台風の大きさや強さではなく、進路の誤差が大きいことを示しています。

熱帯低気圧はこの先しばらくはカロリン諸島からマリアナ諸島、フィリピンの東の周辺に留まるものとみられます。その後、来週中頃からは進路を北東方向に変える可能性があり、沖縄の大東島地方や東京都の小笠原諸島、伊豆諸島などに影響を及ぼすことも想定されます。

本州に直撃する可能性は低いものの、来週後半以降の動向は不透明で、間接的に雨雲を発達させたり、強風や高波の影響が及ぶ可能性も否定できません。今後の動向を注視するようにしてください。
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2022年はまだ台風が発生していません。例年の北西太平洋では、1〜3月に台風の発生が最も少ない時期を迎え、4月頃から徐々に発生が増え始めます。

過去10年間の統計を見ると、4月末までに台風の発生数が0だった年は2回しかなく、この時期に台風が発生することは珍しいことではないと言えます。
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