先週は西日本や東日本では桜の満開発表が相次ぎ、富山や金沢など北陸でも満開になり始めています。新潟でも今週は一気に開花が進み、週明けには満開となる予想です。

大阪や京都など関西圏や東京都心周辺では、そろそろ今年のさくらも見納めとなります。今週末は北関東や北陸では、咲きそろった桜を楽しめそうです。

東北では記録的な早さで開花した昨年よりペースは遅いものの、4日(月)に福島で開花の発表がありました。その他のところでも開花に向けてつぼみの生長が進んでいます。

この先一週間は気温の変化が大きくなりますが、気温は高めの日が多く、週末以降は暖かさが続く予想です。桜前線は週明けにかけて東北南部を北上し、来週は東北北部でも開花するところが出てきます。

名所の桜開花予想日
・白石川堤一目千本桜(宮城県)　4月7日
・北上展勝地(岩手県)　　　　　4月16日
・弘前公園(青森県)　　　　　　4月20日

まだ開花していない桜（うちソメイヨシノ914本）のつぼみの状態を調べた「桜のつぼみ調査」（※）の結果、北陸や東北ではつぼみの生長が進み、北海道でもつぼみが変化し始めたことがわかりました。

先週は天気が周期的に変化し、晴れて気温が平年よりも大幅に高くなった日もありました。東北では3割近くのつぼみが「先がピンクに」以上のランクになり、南部では開花の便りが届き始めています。北海道でも寒さが緩んだことで生長が進み、「先が黄色に」変化したつぼみが増えました。開花に向けてつぼみの変化が始まった模様です。

この先一週間、北日本の天気は周期的に変化します。寒さが戻る日もありますが、週末以降は春の暖かさとなる予想です。来週にかけて東北南部のつぼみは次々と開花を迎え、東北北部からも開花の報告が届き始める予想です。北海道でもさらにつぼみに変化が見られ、成長が進みそうです。

4月後半から5月前半にかけての気温は平年よりも高い傾向となる予想で、北海道では開花後は満開まで一気に進むかもしれません。

（※）2022年4月1日(金)～3日(日)にウェザーニュースアプリ内で実施
＞＞参考：詳しいつぼみ調査結果はこちら（4月4日発表）