地平線近くに伸びる虹色の帯
九州の各地では昼前から地平線の近いところに虹色の帯が現れています。上空に薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させることで見られるもので、太陽の中心から下方46度前後の空の低い位置に出現します。
水平に長く伸びる虹の帯となることから環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。
水平に長く伸びる虹の帯となることから環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。
空の高いところには光の環"幻日環"
環水平アーク以外にも様々な光学現象が現れています。福岡県や長崎県では太陽の中心を通る光の環、幻日環が見られました。
幻日環は高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶が太陽の光を主に反射することで現れるため、分光はされずに白く見えます。
太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど小さくなります。太陽高度が68度に達すると、幻日環の見かけの大きさはハロとほぼ同じになり、同時に出現した場合は2つの光のリングが交差するように見えます。
上空の薄雲はこの後、中国・四国から近畿へと広がりますので、光学現象が現れるか注目です。
※太陽を肉眼で見ると失明などのおそれがあり危険です。直接太陽光を目に入れないよう注意してください。
>>このあとの天気をアプリで見る
幻日環は高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶が太陽の光を主に反射することで現れるため、分光はされずに白く見えます。
太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど小さくなります。太陽高度が68度に達すると、幻日環の見かけの大きさはハロとほぼ同じになり、同時に出現した場合は2つの光のリングが交差するように見えます。
上空の薄雲はこの後、中国・四国から近畿へと広がりますので、光学現象が現れるか注目です。
※太陽を肉眼で見ると失明などのおそれがあり危険です。直接太陽光を目に入れないよう注意してください。
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