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西日本や東海でハロが出現 午後は雲が厚みを増す所も

2022/04/02 09:15 ウェザーニュース

今日2日(土)の日本列島は高気圧に覆われて、全国的に晴れています。高気圧の勢力から少し外れる西日本から東海の一部では薄雲が広がり、ハロなどの虹色現象が出現しました。

朝日の周囲に虹色の環

ハロは暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれ、上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっている時に、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。

大分県宇佐市では朝日の周囲に虹色の環をはっきりと見ることができました。

雨による通常の虹とは違って上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられて、光の強い部分が環状に見えています。プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理です。

午後は雲が厚みを増し雨の所も

2日(土)夜の雨の予想
午後は高気圧が本州の東に中心を移し、太平洋側では雲が厚みを増してきます。

特に高気圧の周囲を吹く湿った東寄りの風や、風の流れが変化する所に形成されるシアーラインの影響で、紀伊半島周辺では雲が発達しやすくなる見込みです。

夕方以降は雨雲が陸地にも広がって、一部で雨が降り出してきます。この後の雲の厚みの変化に注目です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
おくさん