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桜の花に「散り始めサイン」が出現中 東京は早くも桜吹雪に

2022/04/01 17:50 ウェザーニュース

桜が散る間際になると花の中心部が赤くなり、これが桜の花が散り始めるサインといわれます。

ウェザーニュースのユーザー調査では、東京都内ではこの5日間で「中心部の赤み」がかなり増えていて、実際に桜吹雪が舞い始めています。
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花の中心が赤くなると散り始めのサイン

桜の花弁の赤色は、アントシアニンという色素によるものです。

ソメイヨシノは蕾の段階では赤味が強く、開花するとアントシアニンが分散して色が急に薄くなり、花全体が淡いピンク色になります。そして、散る間際になると色素が花の中心部に集まり、花弁や雄しべ、雌しべの基部(花の中心部)が赤くなってきます。

この変化を見極めることが出来れば、桜の散り始めを知ることが出来るというわけです。

昨夜の雨で散り始めたところが多い

ウェザーニュースアプリのユーザーに、「桜の花の中心の色はどうか?」という質問を3月28日(月)から隔日で回答してもらいました。(計3回ののべ回答数11917、4月1日17時まで)

東京都内からの回答を集計すると、28日(月)には「赤っぽい」との回答が25%だったのに対して、今日4月1日には「赤っぽい」の回答が73%にまで増加しています。わずか5日で、都内各地で花の色が変わってきた様子がわかります。

実際に、31日(木)夜の雨で桜が散り始めたところがあり、都心では桜吹雪が舞っているところが増えてきました。
東京都内の桜の開花状況 ユーザー投稿の割合
また、ウェザーニュースアプリのユーザーから投稿された桜の開花状況の割合の推移をみると、28日(月)には43%だった「見頃(満開〜桜吹雪)」が30日(水)には71%に増え、4月1日(金)には81%となっています。開花の早かった日当たりの良いところなどでは、既に葉が目立ちだし「葉桜」になろうとしているところもあります。

ウェザーニュースの桜見頃予想でも、都内では今週末に「散り始め」となる所が多い予想。桜のお花見をしたい方は、今週末がラストチャンスとなりそうです。毎年わずかな期間しかない桜満開の風景をぜひお見逃しなく。

お花見スポットの開花状況や天気・気温をサイトでチェク

ウェザーニュースのさくらCh.では全国約1,000地点の桜名所情報を掲載しています。近くの桜名所の開花日や満開日、天気、気温を検索して、花見計画にぜひお役立てください。

また、ウェザーニュースアプリでは、花見スポットごとの開花・見頃・桜吹雪をPush通知で受け取れる「お花見アラーム」を無料で利用可能です。
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参考資料など

『桜の科学』(勝木俊雄、SBクリエイティブ)