花の中心が赤くなると散り始めのサイン
桜の花弁の赤色は、アントシアニンという色素によるものです。
ソメイヨシノは蕾の段階では赤味が強く、開花するとアントシアニンが分散して色が急に薄くなり、花全体が淡いピンク色になります。そして、散る間際になると色素が花の中心部に集まり、花弁や雄しべ、雌しべの基部(花の中心部)が赤くなってきます。
この変化を見極めることが出来れば、桜の散り始めを知ることが出来るというわけです。
ソメイヨシノは蕾の段階では赤味が強く、開花するとアントシアニンが分散して色が急に薄くなり、花全体が淡いピンク色になります。そして、散る間際になると色素が花の中心部に集まり、花弁や雄しべ、雌しべの基部(花の中心部)が赤くなってきます。
この変化を見極めることが出来れば、桜の散り始めを知ることが出来るというわけです。
昨夜の雨で散り始めたところが多い
ウェザーニュースアプリのユーザーに、「桜の花の中心の色はどうか?」という質問を3月28日(月)から隔日で回答してもらいました。(計3回ののべ回答数11917、4月1日17時まで)
東京都内からの回答を集計すると、28日(月)には「赤っぽい」との回答が25%だったのに対して、今日4月1日には「赤っぽい」の回答が73%にまで増加しています。わずか5日で、都内各地で花の色が変わってきた様子がわかります。
実際に、31日(木)夜の雨で桜が散り始めたところがあり、都心では桜吹雪が舞っているところが増えてきました。
東京都内からの回答を集計すると、28日(月)には「赤っぽい」との回答が25%だったのに対して、今日4月1日には「赤っぽい」の回答が73%にまで増加しています。わずか5日で、都内各地で花の色が変わってきた様子がわかります。
実際に、31日(木)夜の雨で桜が散り始めたところがあり、都心では桜吹雪が舞っているところが増えてきました。
また、ウェザーニュースアプリのユーザーから投稿された桜の開花状況の割合の推移をみると、28日(月)には43%だった「見頃(満開〜桜吹雪)」が30日(水)には71%に増え、4月1日(金)には81%となっています。開花の早かった日当たりの良いところなどでは、既に葉が目立ちだし「葉桜」になろうとしているところもあります。
ウェザーニュースの桜見頃予想でも、都内では今週末に「散り始め」となる所が多い予想。桜のお花見をしたい方は、今週末がラストチャンスとなりそうです。毎年わずかな期間しかない桜満開の風景をぜひお見逃しなく。
ウェザーニュースの桜見頃予想でも、都内では今週末に「散り始め」となる所が多い予想。桜のお花見をしたい方は、今週末がラストチャンスとなりそうです。毎年わずかな期間しかない桜満開の風景をぜひお見逃しなく。
参考資料など
『桜の科学』(勝木俊雄、SBクリエイティブ)