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春の嵐に 暴風や大雨で交通機関に影響も

2022/03/26 10:49 ウェザーニュース

今日26日(土)は低気圧が発達しながら日本列島を通過し、春の嵐に見舞われます。すでに大雨となっている鹿児島県屋久島では、記録的短時間大雨情報や土砂災害警戒情報が発表されています。各地で暴風や大雨に警戒が必要です。

沿岸部を中心に暴風に警戒

雨風ピーク表(西日本)
今日は雨に加えて、全国的に南よりの風が強まる見込みです。

山陰や北陸など、風が山を越えて吹き下ろす地域で特に強まりやすく、特に北陸の沿岸部を中心に瞬間的には30m/sを超えるような暴風となるおそれがあります。同様に愛媛県の四国中央市などは「やまじ風」と呼ばれる局地風が起こりやすいパターンです。

九州の鉄道では、すでに風による運休や遅延が発生し、四国の予讃線では昼頃まで運転見合わせの可能性があります。 

この後も鉄道の遅れや運転見合わせなどの交通機関の乱れや、飛来物、倒木による被害などに警戒をしてください。
» ピンポイント天気予報

関東は午後から雨風強まる

雨風ピーク表(東日本・北日本)
低気圧や前線の周辺には活発な雨雲が広がり、通過するタイミングで雷を伴った強い雨となります。

南から吹き込む暖かく湿った空気の影響を受けやすい西日本の太平洋側や東海では局地的に1時間に50mm前後の非常に激しい雨、そのほかの地域でも土砂降りの雨の時間帯があり、強い風によって横殴りとなる見込みです。

昼間は関東など東日本の広範囲で雨が降り出す見込みです。東海や関東南部の沿岸部では局地的に雨の強まるところがあります。雨の強まる地域では道路冠水や土砂災害、河川増水などに警戒が必要です。
» 大雨影響ピンポイント予測(会員限定)

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
鹿児島県熊毛郡中種子町の空さん