明日は2つの低気圧が日本付近を発達しながら通過します。日本の東に中心を移す高気圧との気圧差が大きいため、全国的に南よりの風が強まる見込みです。

山陰から北陸にかけての日本海側や四国の瀬戸内側などは、風が山を越えて吹き下ろすため特に風が強く吹くとみられます。豊後水道や紀伊水道周辺でも風が強く、瞬間的には30m/sを超える暴風となる予想です。

鉄道の遅れや運転見合わせ、高速道路の通行止めなど交通機関への影響が懸念されます。飛来物、倒木による被害のおそれもありますので、飛びやすいものはできるだけ室内に取り込み、風の強い時間帯の外出を控えるなど警戒が必要です。
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低気圧や前線の周辺には活発な雨雲が広がり、通過するタイミングで雷を伴った強い雨となります。

南から吹き込む暖かく湿った空気の影響を受けやすい西日本の太平洋側や東海では局地的に1時間に50mm前後の非常に激しい雨、そのほかの地域でも土砂降りの雨の時間帯があり、強い風によって横殴りとなる見込みです。

雨の強まる地域では道路冠水や土砂災害、河川増水などに警戒が必要です。
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南から暖かな空気が流れ込むため、積雪の多い北日本でも気温が上昇します。北陸や東北では標高の高い山沿いでも5～10℃くらいまで上昇し、北海道もほとんどの所が5℃以上の予想となっています。

今日25日(金)の15時時点で219cmの積雪がある新潟県津南町は最高気温が17℃、同じく143cmの岩手県西和賀町・湯田や151cmの北海道幌加内町・朱鞠内でも9℃まで上がる予想です。

融雪が急速に進むため、山間部では雪崩の危険性が高まります。また、雪解け水と雨によって中小河川は水量が増え、雪が残っている市街地では冠水や滞水のおそれがありますので、十分に注意をしてください。
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