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関東は寒さ厳しく電力需給が逼迫のおそれ 無理ない範囲で節電を

2022/03/22 14:10 ウェザーニュース

連休明けの今日22日(火)の関東では、暖かかった昨日までとは一転して、冷たい雨が降り、気温も3℃前後と真冬のような寒さとなっています。

ウェザーニューズが独自に予測した東京電力管内の電力需要をみると、今日は電力需給がひっ迫するおそれがあります。

無理のない範囲で節電を心がけましょう。

先日の地震で火力発電所の供給量が低下

先日、東北で震度6強を観測した地震の影響で、関東地方の電力を補う火力発電所の一部が運転を停止している状況です。

代替エネルギーとして最近普及の進んでいる太陽光発電も、今日は曇りや雨の天気のため、ほとんど発電量が見込めません。

そのため、電力の供給量が平時よりも少なくなる見込みで、政府も「電力需給ひっ迫警報」を発表しています。

昨日との気温差が電力需要を押し上げる

今日の関東は冷たい雨で気温も上がらず、昼間でも厳しい寒さです。アプリウェザーニュースの利用者からの体感報告にも、暖かかった昨日との違いが表れています。

昨日は、8時前後から"寒い"の割合が減り、"ちょうどよい"の割合が増加。昼前後は"暖かい"の報告もありました。一方で、今日は"ちょうどよい"の割合がほとんど増えず、"寒い"が大部分を占めました。

このアプリ利用者の体感変化の状況は、ウェザーニュース独自の電力需要予測にも反映されています。最近、暖かい日が続いていたところから、今日の急な気温低下により、いつもにも増して寒く感じているかもしれません。そのため、暖房使用など電力需要が高まりやすい状況です。

また、平日は会社や工場の稼働など社会活動の影響により、電力需要量が休日よりも多くなる傾向があります。

可能な範囲で節電を

寒さも厳しいため、過度の節電によって体調を崩してしまっては元も子もありません。

使用していない部屋の電灯は消す、可能な範囲で暖房の設定温度を下げるなど、無理のない範囲で節電を行うようにお願いします。

多くの方が少しずつ節電に協力をいただくことによって、大規模な停電を防ぐことができるかもしれません。一人ひとりの心がけが大切になってきます。