国内:福島県沖でM7.4の強い地震
16日(水)23時36分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4、深さ57kmと推定される地震が発生しました。この地震で宮城県登米市や福島県相馬市などで最大震度6強、宮城県石巻市や名取市、岩沼市、福島県福島市、二本松市など広い範囲で震度6弱の強い揺れを観測しました。
震源から少し離れている関東でも震度5弱~震度4の揺れに見舞われ、震度1以上の有感地震を観測した範囲は北海道から山陰や小笠原諸島などの広範囲に及んでいます。
この地震では福島県と宮城県を対象に津波注意報が発表され、宮城県石巻港で最大30cm、仙台港や福島県相馬で20cmの津波を観測しました。
震源から少し離れている関東でも震度5弱~震度4の揺れに見舞われ、震度1以上の有感地震を観測した範囲は北海道から山陰や小笠原諸島などの広範囲に及んでいます。
この地震では福島県と宮城県を対象に津波注意報が発表され、宮城県石巻港で最大30cm、仙台港や福島県相馬で20cmの津波を観測しました。
昨年2月と似たメカニズム
地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。震度6強の揺れを観測する地震は昨年2月に同じ福島県沖で発生したマグニチュード7.3の地震以来です。
今回の地震は震源が昨年2月の地震とほぼ同じです。地震の規模やメカニズムに関しても非常に似通っていて、沈み込んでいる太平洋プレート内部で起きた地震とみられます。
それぞれの地震活動を見ると、昨年2月の地震(青色)は震源の南西側に分布しているのに対し、今回の地震(赤色)は北東方向に分布しています。隣り合う断層面が同じような規模で同じような破壊を起こしたと考えられます。
今回の地震は震源が昨年2月の地震とほぼ同じです。地震の規模やメカニズムに関しても非常に似通っていて、沈み込んでいる太平洋プレート内部で起きた地震とみられます。
それぞれの地震活動を見ると、昨年2月の地震(青色)は震源の南西側に分布しているのに対し、今回の地震(赤色)は北東方向に分布しています。隣り合う断層面が同じような規模で同じような破壊を起こしたと考えられます。
国内:岩手県沖ではM5.6で震度5強
18日(金)23時25分頃、岩手県沖を震源とするマグニチュード5.6、深さ18kmと推定される地震が発生しました。この地震で岩手県野田村で最大震度5強、普代村で震度5弱を観測。東北北部を中心に震度3以上の強い揺れを観測しています。
地震のメカニズムは北北西-南南東方向に張力軸を持つ正断層成分と横ずれ成分を含む型と解析されています。この領域のプレート境界よりは震源が浅く、陸側のプレート内部で発生した地震です。岩手県沖を震源とする震度5強以上の地震は昨年10月6日以来になります。
福島県沖、岩手県沖は2011年の東日本大震災を引き起こした超巨大地震以降、地震活動の活発な状況が今も続いています。昨年は2月の福島県沖の地震の後、3月と5月に宮城県沖、10月に岩手県沖で震度5強を観測する地震が起きました。強い地震への備えは欠かせません。
地震のメカニズムは北北西-南南東方向に張力軸を持つ正断層成分と横ずれ成分を含む型と解析されています。この領域のプレート境界よりは震源が浅く、陸側のプレート内部で発生した地震です。岩手県沖を震源とする震度5強以上の地震は昨年10月6日以来になります。
福島県沖、岩手県沖は2011年の東日本大震災を引き起こした超巨大地震以降、地震活動の活発な状況が今も続いています。昨年は2月の福島県沖の地震の後、3月と5月に宮城県沖、10月に岩手県沖で震度5強を観測する地震が起きました。強い地震への備えは欠かせません。
世界:フィリピンの西でM6.4 余震も多発
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は5回発生しています。最も大きな地震は前述した福島県沖のマグニチュード7.3です。(地震の規模は気象庁の解析と違っています)
日本時間の14日(月)早朝にフィリピン・ルソン島の西の南シナ海を震源とするマグニチュード6.4、深さが約11kmと推定される地震が発生しました。
地震のメカニズムは北東ー南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。震源は浅かったものの、強い揺れは陸地までは及ばず大きな影響はありませんでした。地震発生から2日程度は余震活動が活発で、マグニチュード5以上の地震が5回発生しています。
今回の震源付近はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界で、過去には少し規模の大きなマグニチュード7クラスの地震の起きた記録があります。今回の震源の少し北側では1999年にマグニチュード7.3の地震が発生。震源が陸地に近かった分、強い揺れに見舞われました。
日本時間の14日(月)早朝にフィリピン・ルソン島の西の南シナ海を震源とするマグニチュード6.4、深さが約11kmと推定される地震が発生しました。
地震のメカニズムは北東ー南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。震源は浅かったものの、強い揺れは陸地までは及ばず大きな影響はありませんでした。地震発生から2日程度は余震活動が活発で、マグニチュード5以上の地震が5回発生しています。
今回の震源付近はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界で、過去には少し規模の大きなマグニチュード7クラスの地震の起きた記録があります。今回の震源の少し北側では1999年にマグニチュード7.3の地震が発生。震源が陸地に近かった分、強い揺れに見舞われました。
参考資料など
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。