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北海道太平洋側で雪、風が強まる 夕方前後は高潮にも警戒を

2022/03/19 15:30 ウェザーニュース

19日(土)午後になり低気圧が近づいている北海道太平洋側で雪や風が強まっています。道東沿岸部では高潮にも警戒が必要です。

湿った雪で着雪しやすい

低気圧は北海道の南の海上を北東に進んでいて、正午の時点では中心気圧が974hPaと発達を続けています。低気圧に近い北海道の太平洋沿岸部では風が強く、えりも町・えりも岬では12時13分に最大瞬間風速42.0m/s、釧路市では15時18分に22.2m/sを観測しました。

活発な雪雲が広がっている道東では雪が強まっていて積雪が増加しています。15時までの6時間で白糠町で17cm、根室市で15cm、釧路市で9cmの新たな雪が積もりました。

非常に湿った雪で着雪しやすくなっています。道東太平洋側は今夜まで、オホーツク海側は明日20日(日)の朝まで断続的に強い雪が降る見込みです。積雪急増や吹雪による交通障害、着雪による倒木、停電などに警戒が必要です。
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道東沿岸部は高潮のおそれも

北海道根室市(花咲)の潮位変化
低気圧が発達しているため、道東の沿岸部では高潮のおそれがあります。気圧の低下による「吸い上げ効果」と、強い風が吹き付けることによる「吹き寄せ効果」によって、潮位が高くなる見込みです。

すでに根室市・花咲の観測所では通常よりも20cm以上、潮位が高くなっています。満潮時刻の16時から17時頃にかけてが潮位のピークとなる見込みです。根室市には高潮警報が発表中です。沿岸部では浸水に警戒をしてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ポテトチップ?さん