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美肌に役立つホルモンを増やす "ながらリズミカル"って何!?

2022/03/23 06:02 ウェザーニュース

春は、肌トラブルが出やすい季節です。「綺麗な肌のためには、ホルモンから改善しましょう」と『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』の著者で、睡眠コンサルタントの友野なお先生はアドバイスします。

美肌のためにはよい眠り

肌と睡眠には、深い関係があるといいます。

「肌のくすみやトラブルに悩む人には、良質な睡眠がとれていない人が多いのです。睡眠不足だけでなく、寝つきが悪かったり、眠りが浅い、朝の寝覚めが悪いなど、心当たりはないでしょうか。

春は、紫外線の増加や花粉、黄砂など肌への刺激も多いのですが、肌ダメージが修復されるのは夜です。睡眠中に肌への栄養の補給や、老廃物の排出、細胞の新陳代謝などが行われます。

これらが正常に行われないと、古い角質が残ってくすみやごわつきにつながり、肌の美しさや弾力も失われていきます。美肌のためには睡眠を改善する必要があるのです」(友野先生)

睡眠改善にもつながるホルモンとは?

良質な睡眠が必要とわかっていても、改善するのは難しいものです。

「セロトニンを増やすことが有効です。セロトニンは、精神を安定させる働きのあるホルモンです。朝から夕方までの時間帯に分泌され、夜には脳の松果体(しょうかたい)という部位で睡眠ホルモンのメラトニンに変わります。メラトニンはぐっすり眠るのに役立つほか、強い抗酸化作用で美肌効果もあります」(友野先生)

どうしたらセロトニンを増やせるのでしょうか。

「セロトニンは、一定のリズムを繰り返す運動で分泌を増やすことができます。といっても、激しい運動は必要ありません。私がお勧めするのは『ながらリズミカル』(図参照)です」(友野先生)
ウォーキングは水泳やサイクリングでも効果的だそうです。そのほか、朝に太陽の光を浴びることも大切だといいます。

「セロトニンは、幸せホルモンとしても知られるように、気持ちを安定させ、やる気を出すホルモンです。ぜひ、毎日の生活のなかで『ながらリズミカル』の機会を探し、実践してみてください」(友野先生)

春は、人との出会いや生活の変化の多い季節です。綺麗な肌で明るく元気よく過ごせるようにしていきたいものです。

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