2022年の桜の開花は、西日本では平年並かやや早いところが多い予想です。

東日本と北日本では平年より早く、1週間以上早いところもあります。記録的な早さで開花した昨年と比べると遅れる予想で、1週間以上遅くなるところもあります。

この1週間は平年より高い気温で経過し、4月並の暖かさとなった日もありました。桜のつぼみは早いスピードで生長しています。明日17日にかけて、西日本や東日本では20℃を超える暖かさとなります。その後、18日は雨となって高温傾向は一旦落ち着きますが、桜は15℃以上で生長が進むため、今週前半よりペースは落ちるものの、開花に向けてつぼみの生長が進んでいきそうです。

本日3月16日にも福岡で開花する予想です。明日17日には東京で開花し、来週にかけて西日本や東日本では開花ラッシュとなります。

3月中に西日本・東日本の多くの地点で開花し、4月上旬〜中旬には東北の各地で開花します。
北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、札幌では4月23日に開花する予想です。開花から1週間〜10日ほどで満開を迎えて、東京では3月24日、名古屋では3月31日、大阪では4月1日に満開となる予想です。

名所のソメイヨシノ開花予想日
・舞鶴公園(福岡県)　　　3月16日
・上野恩賜公園(東京都)　3月18日
・熊本城(熊本県)　　　　3月20日
・高知公園(高知県)　　　3月21日
・鶴舞公園(愛知県)　　　3月22日
・嵐山(京都府)　　　　　3月27日
・弘前公園(青森県)　　　4月18日

7,384本の桜（うちソメイヨシノ5,738本）のつぼみの状態を調べた「全国つぼみ調査」（※）の結果、西日本や東日本では先がピンクに変化した開花間近のつぼみが現れ始め、いよいよ開花が近づいていることがわかりました。

この1週間は西日本や東日本を中心に気温の高い日が多く、4月並の陽気となったところもありました。この暖かさに促され、つぼみは開花に向けて順調に生長しています。
西日本や東日本では、先が黄色や緑に変化したつぼみの割合が大幅に増加し、半分以上が緑に変化したつぼみや、先がピンクの開花が近いつぼみも現れ始めました。
北日本はまだ小さく硬いつぼみがほとんどです。ただ、東北では先の色が変化したつぼみが26％（前回11％）と、南の地域から生長が進んでいます。過去の例を参考にすると、北海道で変化がはっきりと表れ始めるのは、3月下旬となりそうです。

（※）2022年3月11日(金)〜13日(日)にウェザーニュースアプリ内で実施
＞＞参考：全エリアのつぼみ調査結果はこちら（3月14日発表）