花粉症の症状を軽減するツボ3選
東洋医学は“未病先防(みびょうせんぼう)”といわれるように、症状が出る前に原因を絶ち切る治療を得意としています。
「ツボ押しは、経絡(けいらく)の流れをよくして崩れた身体のバランスを整えることで、症状が出にくい身体へと導くことができますが、つらい症状が出る前のケアが重要です。
ここでは、(1)花粉を体内に入りにくくする、(2)花粉の排出を促す、(3)アレルギー反応を和らげる、といった花粉症対策につながる3つのツボを紹介します」(瀬戸先生)
「ツボ押しは、経絡(けいらく)の流れをよくして崩れた身体のバランスを整えることで、症状が出にくい身体へと導くことができますが、つらい症状が出る前のケアが重要です。
ここでは、(1)花粉を体内に入りにくくする、(2)花粉の排出を促す、(3)アレルギー反応を和らげる、といった花粉症対策につながる3つのツボを紹介します」(瀬戸先生)
(1)花粉を体内に入りにくくするツボ:上関(じょうかん)
「上関を押すと、皮膚の表面を少し締める効果があります。花粉が毛穴など皮膚表面から入ってくると、アレルギー反応によって皮膚が痒くなったり、赤くなったりすることがあるので、上関を押して毛穴を閉じることで、花粉を入りにくくするのです。
場所はこめかみの少し下、頬骨のすぐ上の少しくぼんでいるところ。特にストレスを抱えている人はこの守りが弱くなっていることが多いので、念入りに押してください」(瀬戸先生)
場所はこめかみの少し下、頬骨のすぐ上の少しくぼんでいるところ。特にストレスを抱えている人はこの守りが弱くなっていることが多いので、念入りに押してください」(瀬戸先生)
(2)花粉の排出を促すツボ:中渚(ちゅうしょ)
「花粉が長く体に留まらないように解毒してあげれば、アレルギー反応が起こりにくくなります。体内で解毒作用を担っているのが肝臓です。肝臓の働きを強化するツボである中渚を押せば花粉症の症状を軽減してくれます。
中渚は手の甲の小指と薬指の間の少しくぼんだ場所にあります。なお、睡眠不足なども肝臓を弱らせてしまうので、寝不足は避けましょう」(瀬戸先生)
中渚は手の甲の小指と薬指の間の少しくぼんだ場所にあります。なお、睡眠不足なども肝臓を弱らせてしまうので、寝不足は避けましょう」(瀬戸先生)
(3)アレルギー反応を和らげるツボ:通里(つうり)
「そもそも花粉症は、身体の免疫力が花粉に過剰に反応しすぎている状態です。あふれるエネルギーが熱になって目や鼻などの粘膜を刺激し、炎症を起こすとされます。そんなときは、余分な熱を逃してくれるツボが有用です。通里は血管を広げ、熱の通りをよくしてくれるツボです。そのため、熱中症対策などにも使われることもあります。
手首の内側の一番太いシワを小指側へなぞったときに触れるくぼみから、肘に向かって親指1本分下がったところにあります」(瀬戸先生)
「いずれの場合も、痛すぎないくらいの圧でぎゅーっと10秒押し、2~3秒おいたあとにまた10秒押しましょう。この一連の流れを3~5回くらいで1セットにして、1日1~3セットやって欲しいところです。また、爪楊枝などの尖っていない方で押してみるのもいいでしょう」(瀬戸先生)
今回紹介したツボはいずれも押しやすいところにあります。日常生活の中でちょっとずつ取り入れてみてください。
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手首の内側の一番太いシワを小指側へなぞったときに触れるくぼみから、肘に向かって親指1本分下がったところにあります」(瀬戸先生)
「いずれの場合も、痛すぎないくらいの圧でぎゅーっと10秒押し、2~3秒おいたあとにまた10秒押しましょう。この一連の流れを3~5回くらいで1セットにして、1日1~3セットやって欲しいところです。また、爪楊枝などの尖っていない方で押してみるのもいいでしょう」(瀬戸先生)
今回紹介したツボはいずれも押しやすいところにあります。日常生活の中でちょっとずつ取り入れてみてください。
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