ラニーニャ現象は次第に落ち着く
太平洋赤道域の東部に見られる海洋表層の冷水の影響で、しばらくは東部の海面水温は平年より低い状態を維持する見通しです。一方で太平洋赤道域西部に見られる暖水は夏頃に弱まりながら東進し、東部の海面水温を上昇させるとみられます。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、春の後半にかけて次第に海面水温が基準値に近づく予想となっています。
5月までに平常に戻る確率が40%、6月には70%と上昇傾向で、次第にラニーニャ現象は解消する見込みです。
エルニーニョ・ラニーニャの動向を予測するコンピューターシミュレーションの結果では、春の後半にかけて次第に海面水温が基準値に近づく予想となっています。
5月までに平常に戻る確率が40%、6月には70%と上昇傾向で、次第にラニーニャ現象は解消する見込みです。
夏はエルニーニョ発生確率が低く暑い予想
夏にかけてはエルニーニョ現象、ラニーニャ現象ともに発生せずに平常の状態の可能性が高くなっています。ただ、太平洋赤道域の西部の海面水温は平年より高めが予想され、ややラニーニャ現象発生時のパターンに近くなる見込みです。
このため、日本付近では暑さをもたらす高気圧の張り出しが北へ強まると予想されています。気象庁の暖候期予報では6~8月の夏の気温が、全国的に平年より高く、暑い夏となる予想です。
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このため、日本付近では暑さをもたらす高気圧の張り出しが北へ強まると予想されています。気象庁の暖候期予報では6~8月の夏の気温が、全国的に平年より高く、暑い夏となる予想です。
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参考資料など
気象庁より