facebook line twitter mail

週後半は頭痛など「天気痛」に注意 気温や気圧の変化大 身体にも変化の季節

2022/03/09 11:21 ウェザーニュース

ウェザーニュース発表の天気痛予報では、明日10日(木)の天気痛ランクは「安心」から「やや注意」となっています。今週後半からは再び東京、大阪など各地で警戒ランクとなる予想です。

頭痛やめまいなどの天気痛による体調不良に注意が必要となります。対策のために薬を服用されている方は事前に準備をしておきましょう。

春は気圧変化だけではなく、気温の変化も体調不良の原因に

明日10日(木)にかけて高気圧に覆われるため、広く穏やかな空となります。「天気痛ランクも低め」のところが多くなる見込みです。

ただ、今週後半にかけては北日本を通過する低気圧による気圧変化が大きくなります。さらに、東日本から西日本では昼間は春の暖かさとなるため、一日の気温差が大きくなる影響で、天気痛予報では広く「注意」から「警戒」ランクとなっています。晴れていても寒暖差で体調を崩しやすい方は注意が必要です。

週明けには低気圧が通過し、全国的に気圧変化が大きくなり雨が降ることが予想されています。

今後の変化によりさらに天気痛予報のランクが悪化する可能性もあるため、最新の予報も確認するようにしてください。

また、今の時期は冬から春への季節の入れ替えとともに、環境にも大きな変化があります。慌ただしくストレスがたまりやすくなることも多くなりますので、注意してお過ごしください。
» 関連記事 「春だる」に打ち勝つ7つの習慣

天気痛予報を参考に事前の対策を

ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。