阿蘇山の火山性微動は小さい状態で推移
阿蘇山では先月2月24日に火山性微動の振幅が大きくなったことから、噴火警戒レベル3に引き上げられました。その後、数日程度は火山性微動の大きな状況が続いていたものの、27日の夕方以降は小さい状態で推移しています。
一方で、伸縮計の観測では2月27日から阿蘇中岳火口浅部の膨張を示すと考えられる変動がみられています。引き続き中岳第一火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルは3が継続中です。
一方で、伸縮計の観測では2月27日から阿蘇中岳火口浅部の膨張を示すと考えられる変動がみられています。引き続き中岳第一火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルは3が継続中です。
新燃岳の地震回数は顕著な増加みられず
霧島山・新燃岳は2日(水)に火山性地震の回数が増加し、火山活動の高まりが見られました。ただ、地震の増加は一時的で、4日(金)以降は1日当たり10回未満で推移し、今日7日(月)も15時の時点で6回に留まっています。このため、噴火警戒レベルの引き上げはなく、1で継続中です。
韓国岳監視カメラでは2月に入り、新燃岳火口の西側斜面の割れ目付近において地熱域のわずかな広がりが認められています。
また、GNSS連続観測では、昨年12月頃から、霧島山を挟む一部の基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
阿蘇山、新燃岳ともに今後の情報には引き続き注意が必要です。
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韓国岳監視カメラでは2月に入り、新燃岳火口の西側斜面の割れ目付近において地熱域のわずかな広がりが認められています。
また、GNSS連続観測では、昨年12月頃から、霧島山を挟む一部の基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
阿蘇山、新燃岳ともに今後の情報には引き続き注意が必要です。
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