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桜のつぼみは順調に生長 先が緑の報告も

さくらプロジェクト 第2回つぼみ調査

2022/03/07 16:40 ウェザーニュース

桜の開花日をより高い精度で予想するため、3/4(金)~3/6(日)にかけて、今年2度目のつぼみ調査を実施しました。
全国から5,152通のつぼみ報告がありました。たくさんのご参加ありがとうございました。

つぼみは順調に成長中

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
九州 33%(13%)
四国 27%(8%)
中国 29%(8%)
近畿 28%(8%)
東海 24%(8%)
関東 35%(8%)
甲信 18%(2%)
北陸 18%(6%)
東北 11%(1%)
北海道 0%(0%)
※()内は前回2/25~27の割合

全国的に、70%以上のほとんどのつぼみが「小さく硬い」状態です。ただ、西日本や東日本では「先が黄色に」「先が緑に」の報告も届き始めました。順調につぼみは生長している模様です。

北日本は、まだほとんどの桜が「小さく硬い」つぼみの状態です。過去の例を参考にすると、変化がはっきりと表れ始めるのは、東北で3月中旬、北海道で3月下旬となりそうです。

今回の調査結果

前回と比較して、西日本や東日本のつぼみは順調に生長していることが分かりました。

この1週間は低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は周期的に変わりました。晴れて暖かくなったり、雨や雪の後には寒くなったりと気温変化が大きかったため、つぼみも生長を進めたり、止まったりしていたようです。それでも、「先が黄色に」「先が緑に」の報告があり、生長は進んでいる事がわかりました。

一方、寒さが続く北陸・甲信や北日本では大きな変化が見え始めるのはもう少し先になる予想です。

今後の予想

「小さく硬い」つぼみが多く占める中、「先が黄色に」「先が緑に」となっているつぼみも現れ始め、つぼみの生長が概ね予想通りに進んでいるものの、前回のつぼみ調査に比べると成長が進んだことがよく分かりました。

桜の生長には開花前の気温が重要ですが、今年の3月は天気が周期変化しつつも、晴れた日は気温が上がり、当初の予想より暖かくなる見込みです。そのため、開花予想日を1〜2日程度早めることになりました。

今後はいよいよ成長スピードが上がってくる時期です。1日だけ目を離した隙につぼみが何ランクも変化してしまった、ということも出てきます。つぼみの様子はこまめにチェックをお願いいたします。

つぼみの生長を見守りいただき、今年も皆様からのご報告をお待ちしています。
(桜予報担当:有岡)

つぼみ調査の様子(一例)

福岡県須惠町(3/6)
「まだ硬い蕾です🌸中々暖かくなりません。」(ナンシーさん)
埼玉県春日部市(3/6)
「マイ桜🌸古利根桜🌸 まだまだ蕾の先が黄色💛✨ 来週には緑色💚になるかな~🌸」(コジコジ🐱春日部さん)
和歌山県湯浅町(3/6)
「少しずつ緑がかってきました」(みかんさん)

一本の桜とともに特別な春を…♪

ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っており、今年で19年目。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?

参考資料など

トップ画像:Junさん(愛知県豊橋市)