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日本海側は3月の大雪 積雪急増や吹雪に警戒を

2022/03/06 09:26 ウェザーニュース

今日6日(日)は日本列島の上空に強い寒気が流れ込み、日本海側の広い範囲で雪が強まっています。積雪の急増や吹雪による視界不良などに警戒が必要です。

北日本には暴風雪警報

日本海北部とオホーツク海で低気圧が発達し、日本付近は冬型の気圧配置になっています。上空1500m付近には平地で雪を降らせる目安の-6℃以下の寒気が流れ込んで、北海道から近畿の日本海側を中心に雪の降りやすい天気です。

活発な雪雲が通過するタイミングでは雪が強まり、9時までの1時間には長野県野沢温泉村で5cm、新潟県魚沼市・守門や福島県只見町では4cmの雪が積りました。

また、広い範囲で風も強まっていて、9時までの最大瞬間風速は北海道稚内市・宗谷岬で25.3m/s、秋田県にかほ市で24.0m/sを観測。北海道宗谷地方、秋田県、山形県には暴風雪警報が発表中です。
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山沿い中心に短期間で積雪が急増

7日(月)朝までの予想積雪増加量
冬型の気圧配置は明日7日(月)の朝にかけて続く見込みで、山沿いを中心に積雪が急増する所があります。これから24時間の積雪増加量は北陸、東北の山沿いで30cmを上回り、多い所では50cm以上に達する予想です。北海道はオホーツク海側を中心に雪の量が多くなるとみられます。

また、沿岸部を中心に瞬間的には25~30m/sの風が吹き荒れ、雪が加わることで猛吹雪となるおそれがあります。

積雪が急増することで市街地では路面状況の悪化、屋根からの落雪、山間部では雪崩の危険性が高まります。さらに吹雪により視界が悪化しますので警戒が必要です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ぽんぽんやまさん