年明け以降は寒さが続く
この冬はラニーニャ現象の影響などで、上空を吹く強い西よりの風ジェット気流が南に蛇行したため、日本付近に寒気の流れ込みやすい状況が続きました。西日本や東日本を中心に寒い日が多く、12月から2月までの3か月の平均気温が平年より0.5℃前後低くなっています。
東京都心は平年より0.4℃低い6.0℃、大阪市は0.6℃低い6.6℃でした。昨年の冬に比べても低い気温です。
特に年明け以降は寒い日が続いたことが特徴的でした。東京都心では1月と2月で最低気温が5℃未満の日が58日と、2001年以降では2008年と並ぶ最多になっています。
北海道は冬の訪れの遅さや、1月中旬の気温の上昇の影響があり、冬の期間の平均気温は平年よりも高くなりました。
東京都心は平年より0.4℃低い6.0℃、大阪市は0.6℃低い6.6℃でした。昨年の冬に比べても低い気温です。
特に年明け以降は寒い日が続いたことが特徴的でした。東京都心では1月と2月で最低気温が5℃未満の日が58日と、2001年以降では2008年と並ぶ最多になっています。
北海道は冬の訪れの遅さや、1月中旬の気温の上昇の影響があり、冬の期間の平均気温は平年よりも高くなりました。
寒波が長期間、継続する傾向
この冬は強い寒気が比較的長期間に渡って継続する傾向がみられました。
12月以降の時系列の気温傾向をみると、12月下旬から強い寒波に見舞われて全国的に気温は平年を大きく下回り、年明けにかけてその傾向が継続。1月も北日本では寒さが和らいだものの、東日本、西日本で寒気が流れ込みやすくなりました。
2月に入ってからは寒気が次々に日本の上空に流れ込み、特に中旬から下旬にかけて強い寒気が襲来しています。
12月以降の時系列の気温傾向をみると、12月下旬から強い寒波に見舞われて全国的に気温は平年を大きく下回り、年明けにかけてその傾向が継続。1月も北日本では寒さが和らいだものの、東日本、西日本で寒気が流れ込みやすくなりました。
2月に入ってからは寒気が次々に日本の上空に流れ込み、特に中旬から下旬にかけて強い寒気が襲来しています。
日本海側は平年を上回る降雪
強い寒気が次々に日本を襲ったことで、日本海側は雪の量が多くなりました。冬の平均気温は平年より高かった札幌市ですが、降雪量は平年の1.2倍近い437cm。最深積雪も133cmを観測し、いずれも2013年以来9年ぶりの多さです。
東北や北陸でも平年を上回った所がほとんどで、山形市や金沢市などで平年の1.5倍前後の降雪量を観測しています。
昨年末と2月は近畿を中心に大雪に見舞われ、滋賀県彦根市の降雪量は平年の3倍近い209cmを記録。こちらは1984年以来38年ぶりに200cmを超えました。
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東北や北陸でも平年を上回った所がほとんどで、山形市や金沢市などで平年の1.5倍前後の降雪量を観測しています。
昨年末と2月は近畿を中心に大雪に見舞われ、滋賀県彦根市の降雪量は平年の3倍近い209cmを記録。こちらは1984年以来38年ぶりに200cmを超えました。
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