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東北、北陸の平野部は雪ではなく雨 路面状況の悪化や落雪に注意

2022/02/27 09:17 ウェザーニュース

今日27日(日)は前線を伴った低気圧の影響で、北日本から北陸、近畿にかけて雨や雪が降っています。積雪の多い地域でも雨になっている所が多く、融雪による影響に注意が必要です。

屋根からの落雪の危険性が増す

雨雲、雪雲が北日本から北陸、近畿を通過しており、広い範囲に雨や雪を降らせています。前線に向かって暖かな空気が流れ込んでいるため、東北や北陸の平野部は大部分が雨で、北海道の内陸部や本州中部の山沿いは雪です。

9時の積雪が113cmとなっている青森市は気温が2.1℃で、雨が降っています。雨自体がそれほど強くないため、大きな水たまりなどはまだ見当たりません。多くの雪が残っているため排水が滞ったり、足元が非常に悪くなるおそれがあります。屋根に積もった雪が水を吸って重たくなり、落雪の危険性が増しますので、移動時は足元と頭上の両方に十分、注意をしてください。

また、東北、北陸では発達した雲が通過するタイミングで雨に混じって霰(あられ)が降ったり、落雷や突風を伴う可能性がありますので、天気の急変に注意が必要です。
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北日本は夜にかけて気温低下

札幌の気温変化
低気圧や前線が通過した後は、上空に冷たい空気が流れ込むため気温が下がる見込みです。特に北日本は朝よりも夜の方が気温が低くなる予想となっています。

今朝の最低気温が1.2℃とプラスになった札幌市は、昼過ぎにかけて気温が横ばいで経過。夕方以降はぐっと気温が下がって夜には氷点下となる予想です。これから外出して帰宅が夜になる場合は、少し厚手の上着をご用意ください。

また、気温の上昇や雨、湿った雪などで緩んだ路面の凍結にも要注意です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ゆうさん