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気象庁暖候期予報 今年の夏も猛暑のおそれ 降水量は平年並

2022/02/26 18:19 ウェザーニュース

2月25日(金)、気象庁は3月から5月にかけての3か月予報と、この夏の暖候期予報を発表しました。

春は北日本で平年より気温が高い傾向

5月にかけても、ラニーニャ現象の影響は続く可能性が高いとみられます。沖縄付近を高気圧が通過しやすく、寒気の影響は受けにくくなる予想です。

3月の気温は北日本で平年よりも高く、東日本も平年並か高くなるとみられます。今年は記録的な大雪となったため、積雪地域では融雪災害に警戒が必要です。

4月から5月は春らしく、全国的に天気が周期変化します。降水量は平年並、気温は平年並か高くなるところが多い見込みです。

6月から8月は太平洋高気圧が北へ張り出しやすい

6月から8月の天気傾向
6月から8月にかけては、太平洋高気圧が平年よりも北に張り出す傾向で、偏西風も平年より北を流れるとみられています。

また、太平洋高気圧よりもさらに高いところを覆うチベット高気圧も平年に比べて北東側に勢力を強める予想で、西日本などが覆われやすくなる見込みです。

夏は今年も猛暑のおそれ

6月から8月の気温
そのため、今年の夏は全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温は北日本から西日本で平年より高い予想です。

梅雨明け後は北日本で天気が周期変化する一方、東日本や西日本では平年と同様に晴れる日が多くなります。今年も猛暑が続くおそれがあるため警戒が必要です。

梅雨や夏の降水量は平年並

6月から8月の降水量
6月から7月の梅雨シーズンは各地で曇りや雨の日が多く、降水量は平年並の見込みです。

高気圧の縁をまわる湿った空気が流れ込んで梅雨前線の活動が活発になるおそれもあるため、雨の降り方には注意してください。
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