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東京や神奈川など1都11県で花粉飛散が本格化

2022/02/27 16:04 ウェザーニュース

今日27日(日)、関東や九州などで基準を上回る花粉が観測され、1都11県で本格的な飛散シーズンが始まったと見られます。

東京都では昨年(2/14)より13日遅く、平年(2/20)より7日遅い本格飛散開始です。

春の暖かさで飛散が本格化

今冬は強い寒気が断続的に流れ込み、厳しい寒さが長く続きました。東京では昨日26日(土)までの前30日間平均気温が平年よりも1℃低い5.0℃、前90日間平均気温は平年よりも0.5℃低い6.0℃となっています。

昨日は上空に強い寒気が去って南から暖かい空気が流れ込み、各地で今年最も高い最高気温を観測しました。

今日も高温傾向が続いたことでスギ花粉が広範囲で飛散したと考えられます。

■本格飛散開始
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
茨城県、栃木県、群馬県
静岡県、三重県
福岡県、長崎県、鹿児島県

■飛散開始
山梨県、愛知県
大阪府、奈良県
岡山県、徳島県

花粉症対策を万全に

この先1週間は春らしく短い周期で変わりやすい天気となる予想です。

低気圧や前線の通過時には風が強く吹くことや、雨上がりの翌日なども花粉の飛散しやすい条件となるため、この先の花粉飛散予想では「やや多い」や「多い」ランクが多くなっています。

花粉症の方は万全の対策をしてお過ごしください。
» 1時間毎のピンポイント花粉予想

関東など3月下旬にかけてスギ花粉のピーク

関東では3月下旬にかけてスギ花粉の飛散ピークとなります。約1か月ほどつらい時期が続くため、万全の対策でお過ごしください。

3月上旬には西日本から東日本の広範囲で飛散ピークを迎え、北陸や東北でも3月後半にはピークに入る見込みです。

また、3月下旬になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。3月下旬から4月下旬にかけて西日本や東日本を中心にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。気温が高めに推移すると予想よりもピークが早まる可能性があるため、ヒノキ花粉に敏感な方はご注意ください。

飛散エリアや飛散量の変化がひと目でわかる!

スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」では、花粉の飛散エリアや飛散量の変化がひと目で分かります。

今日&明日の飛散状況を48時間先まで(1時間毎に)アニメーションで表示。マップの拡大縮小も自由自在なので、通勤通学や外出時にあなたが居る場所への影響を詳細に確認することができます。レーダータブの「花粉」を活用し万全の対策でお過ごしください。
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