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週末以降は積雪地域で雨 融雪災害に警戒

2022/02/24 18:49 ウェザーニュース

21日(月)から続いた大雪の影響で、北日本の日本海側や北陸では山沿いを中心に積雪が多く残っています。

週末以降は平年よりも暖かくなる影響で、26日(土)は北陸でも10℃前後、札幌市でも8℃まで気温が上がる予想です。
さらに27日(日)は東北日本海側や北陸では平地で雨が降り、雪の重量が増すことで融雪災害の危険が高まります。

今回の寒波の影響によって記録的な大雪となった地域も多く、考えられる5つのリスクをまとめました。

道路冠水に注意

気温上昇や雨によって雪どけが進み、道路冠水やぬかるむ路面に注意が必要です。

また、一度とけた雪が冷え込みで再び凍結し、アイスバーンになるおそれもあります。スリップ事故や転倒等に十分注意してください。

屋根からの落雪やツララの落下に注意

雨が降ったり気温が上がると、氷柱(ツララ)の落下や、屋根からの落雪などにも注意が必要です。

落雪に埋まってしまう事故は毎年発生しています。屋根の下など危険な場所を歩かないようにしてください。

雪かき・雪おろしの転落事故に注意

雪かきや雪下ろしをする必要はありますが、除雪作業中に落雪に巻き込まれたり、屋根から転落したりする事故も毎年発生しています。

一人で作業しない、建物の周りは落雪に注意する、屋根に登る際は命綱やヘルメットをつける、除雪機は正しく取り扱う、休憩をとりながら作業する等、事故防止を第一にお願いします。

見た目以上の重さに カーポート倒壊に注意

雪は時間がたつと自重で締雪(しまりゆき)になっていたり、気温が上がると溶けはじめてざらめ雪となっていきます。重さがほとんど変わらないまま嵩が減っているため、見た目以上の重さになるといえます。

また、雪の上に雨が降ると、屋根の上に乾いたスポンジを置いているようなもので、降った雨がそのまま重さに加わるようなものです。雪の厚みが減っていても、カーポートやビニールハウス等の倒壊危険性が高まるため、注意が必要です。

雪崩の発生に注意

大雪のあとには表層雪崩(新雪雪崩)が、その後雪がとけると、ザラメ状のもろい雪の層が出来たり、雪解け水が流れることなどによって、全層雪崩(なだれ)が発生する危険性が高まります。

スキー場ではコース外を滑走するバックカントリーは避け、立ち入り禁止区域には決して進入しないようにしてください。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 千美さん
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) モッキさん
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