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東京は2月中旬まで15℃以上なし 10年ぶりの記録

2022/02/19 18:05 ウェザーニュース

この冬は全国的に平年よりも気温が低く、厳しい寒さになっています。特徴的なのは寒さが続いている点です。東京都心は年明け以降の最高気温が13.4℃とまだ15℃に届いていません。

暖かな日がない冬

2月に入ってからは南岸低気圧が通過するパターンが増え、冬から春への変化は見えてきています。ただ、南からの暖かな空気は関東まで流れ込むことがなく、なかなか気温が上がりません。

今年の東京都心の最高気温は1月9日に観測した13.4℃。2月は12℃を超えた日もない状況です。2月中旬までに15℃を超えた日がなかったケースは、2012年まで遡ります。明日20日(日)の最高気温は11℃の予想で15℃には全く届かず、これだけ寒い日が続くのは10年ぶりです。

来週はようやく15℃超える日も

関東の来週の天気と気温
週明けは寒気が南下して寒さが続く見込みです。ただ、来週後半になると冬型の気圧配置が弱まり、日本の南の海上に高気圧が移動。南からの暖かな空気が流れ込みやすくなって、気温が上昇する予想となっています。

東京都心の予想最高気温は25日(金)になると平年並みに戻り、27日(日)は16℃の予想です。今年最も高い気温で、2月の終わりを目前にしてようやく春を感じられる陽気がやってくるとみられます。

その一方で、暖かくなるとともに遅れていたスギ花粉の飛散が一気に始まる可能性があります。まだ症状があまり出ていない方も、しっかりと対策をするようにしてください。
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