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一足先に「サクラサク」 碧空の下ほころぶ河津桜 伊豆半島

2022/02/18 13:31 ウェザーニュース

静岡県の伊豆半島では河津桜が咲き始めています。今年は寒さの影響で開花のペースが比較的遅めで、見頃は2月下旬になる見込みです。

昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となった、河津町の「河津桜まつり」や南伊豆町の「みなみの桜と菜の花まつり」も規模を縮小して開催中です。空気はまだ冷たいものの、サクラ色の春の便りが届いています。

河津桜(かわづざくら)とは

河津桜は1月下旬から2月にかけて開花する「早咲き桜」の一種で、通常の桜としてイメージされるソメイヨシノよりも色が濃く、開花期間が約1か月間と長い品種です。河津桜は大島桜と寒緋桜の自然交雑種といわれています。

1955年に河津町民の方が河津川沿いで1m超の原木を見つけて庭先に植樹。その後の学術調査で新しい雑種起源の桜であることが判明し、1974年に「河津桜」と命名されました。この時の原木はいまだに健在で、町民の目を楽しませているそうです。

週末はあいにくの冷たい雨

明日19日(土)の伊豆半島は本州の南岸を通過する低気圧の影響で天気が下り坂になります。段々と雲が厚くなり、夕方以降は雨が降り出し、風も強まるため、横殴りの雨になることがある予想です。

明後日20日(日)の午前中には低気圧が離れていったん雨が止みますが、午後もにわか雨の可能性があります。河津桜が何とか荒天を凌いでくれると良いですね。
>>10日先までの天気・気温

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)ぷりんさん