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週末は南岸低気圧通過で広く雨 融雪による災害に注意

2022/02/18 11:44 ウェザーニュース

明日19日(土)は本州の南岸を前線を伴った低気圧が通過する予想です。西日本や東日本を中心に広い範囲で雨や雪が降ります。

積雪の残るところでは、融雪による災害に注意が必要です。

西から雨のエリアが拡大

明日19日(土)朝には九州で広く雨が降り出し、雨のエリアは徐々に東に拡大します。関東でも夜には広い範囲で雨が降り出す予想です。

関東で雨雪の境目として注目される上空1500m付近の-3℃以下の寒気は、朝の段階で九州北部沿岸~関東沿岸付近にありますが、夜には山陰沖~東北南部周辺まで北上する見込みです。そのため、関東も含めて東日本や西日本の平野部では雪ではなく雨が降ると予想しています。

今週16日(水)~17日(木)の大雪で積雪が残っているところでは、屋根からの落雪や路面のぬかるみ、融雪と雨による道路冠水などに注意してください。

一方、中国山地や四国山地など標高の高いエリアでは湿った雪が降り、積雪がさらに増えるおそれがあります。
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20日(日)朝まで関東は雨の強まりに注意

明後日20日(日)の朝には低気圧が発達しながら関東の南岸を通過します。19日(土)夜から北日本や東日本では広い範囲で雨や雪になる予想です。

低気圧に近い関東南部では20日(日)早朝にかけて、伊豆諸島では20日(日)昼前にかけて、雨の強まるおそれがあります。風も強まるので横殴りの雨にも注意が必要です。甲信地方の標高の高いところでは湿った雪になり、積雪が増える見込みです。

低気圧が離れると関東の雨は一度止みますが、午後は異なる方向の風の衝突する"シアライン"によって雨雲が発生し、再び雨の降る可能性があります。
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