facebook line twitter mail

北陸は24時間で50cm以上の積雪増加 今夜にかけて大雪への警戒を

2022/02/17 06:10 ウェザーニュース

今日17日(木)も日本付近は冬型の気圧配置が続いています。上空の寒気は今日がピークで、北陸を中心とした日本海側は断続的に強い雪が降る見込みです。積雪がさらに増加するため警戒が必要です。

24時間で50cm以上の積雪増加も

日本列島は上空5000m付近で-39℃以下の非常に強い寒気に覆われています。日本海の動きの遅い低気圧を周るように活発な雪雲が次々に流れ込み、北陸から山陰にかけて局地的に雪が強まっています。

特に北陸や東海の山沿いでは昨日から積雪が大幅に増加していて、6時までの24時間に福井県大野市と岐阜県白川村で62cm、新潟県長岡市で41cmの新たな雪が積もりました。近畿北部や山陰も日付が変わってからは雪が強まり、積雪が急増中です。

6時時点で岐阜県、新潟県、石川県、福井県、滋賀県、兵庫県、鳥取県に大雪警報が発表されています。
» 最新の雨雲・雪雲レーダー

今日も断続的に強い雪が降るおそれ

日本海の低気圧はゆっくりと南下し、日本海側で雪の強まりやすい状況は今夜にかけて続く見込みです。これから明日18日(金)の朝までの積雪増加量は北陸の山沿いで50cm以上の予想となっています。これまでに降った雪の量を合わせると1m前後に達するおそれがあります。

山沿いでは雪崩や倒木、市街地では屋根からの落雪などに警戒が必要です。雪の弱まるタイミングで雪かきをこまめに進めるようにしてください。屋根の雪下ろしをする際は、必ず複数人で声を掛け合い、十分に安全に配慮して行ってください。

また、高速道路の通行止めや電車の運転見合わせなど、交通機関に影響の出る可能性があるので、移動を予定されている方は最新の気象情報を確認するとともに、交通情報についても各社のホームページなどで最新情報を確認するようにしてください。
» このあとの積雪予想を確認(会員限定)

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
まほさん