facebook line twitter mail

日本海側では雪の強まりに警戒 大雪で新たに1m以上の積雪増加も

2022/02/16 10:43 ウェザーニュース

今日16日(水)は上空に強い寒気を伴った低気圧が日本海にあり、ほとんど停滞しています。

この影響で日本海側では広く雪が降り、午後は北陸や東北日本海側、北海道の渡島半島などで大雪に警戒が必要です。

強い雪に加えて、雷やあられも

東北から九州にかけての日本海側では、朝から広いエリアで雪が降っています。

まだ地上の気温が下がっていないこともあり、平野部では雨やみぞれのところもありますが、山間部や内陸では昨夜から積雪が増えました。今日16日(水)9時までの12時間に、岐阜県白川村で26cm、福井県大野市九頭竜では21cmの新たな雪が積もりました。

また、上空の強い寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷が鳴ったり霰(あられ)が降っているところもあります。
>>最新の雨雲雪雲レーダー

多いところでは1mを超える新たな積雪のおそれ

積雪の増加量予想 18日(金)朝まで
このあとはだんだんと気温が下がるため、北陸や山陰の平野部でも雪に変わり、明日17日(木)朝にかけてまとまった雪が積もる予想です。明日はさらに雪が強まる予想で、北陸や岐阜県の山沿いの多いところでは、18日(金)朝までに1mを超える雪が新たに積もり、東北の山間部でも50cm以上の大雪となる予想です。

山沿いでは雪崩や倒木、市街地では屋根からの落雪などに警戒が必要です。雪の弱まるタイミングで雪かきをこまめに進めるようにしてください。屋根の雪下ろしをする際は、必ず複数人で声を掛け合い、十分に安全に配慮して行ってください。

また、高速道路の通行止めや電車の運転見合わせなど、交通機関に影響がでるおそれがあるので、移動を予定されている方は最新の気象情報を確認するとともに、交通情報についても各社のホームページなどで最新情報を確認するようにしてください。
>>詳しい積雪予想

北海道も渡島半島や十勝南部で大雪に警戒

北海道では日本海の低気圧に向けて湿った東風が吹き、渡島半島から十勝南部にかけての太平洋側を中心に雪が強まっています。今日9時までの12時間に、広尾町や登別市など20cm以上の雪が降ったところがあります。

10時現在、函館市などでは大雪警報が発表されているところがあり、すでに鉄道の運行などに影響が出ています。今夜にかけても似たような気圧配置が続くため、同じようなエリアで雪が降り続く予想です。さらに積雪が増えて大雪となるので警戒が必要です。

>>この先の雪の予想をアプリで見る

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)コマテンキさん