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桜開花予想2022 桜開花トップは東京で3月19日 関東から北日本ほど平年より早い予想

ウェザーニュース 第三回桜開花予想

2022/02/16 11:46 ウェザーニュース

■開花予想のポイント ■

・3/19に東京から開花スタート
・開花時期は平年並〜早い予想
・開花スピードの決め手は春の暖かさ

待ち遠しい桜の季節にむけて、ウェザーニュースでは2022年「第三回桜開花予想」を発表しました。開花トップは東京の3月19日で、関東から北にいくほど平年より早い予想です。

過去18年間に「さくらプロジェクト」参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートおよび名所への独自取材と、気温などの気象予測をもとに開花日を予測しています。お近くの桜がいつ頃に咲き始めるのかご参考ください。
» 桜情報を本日リリース!開花日や満開日を検索

開花時期は関東から北日本ほど平年より早い予想

2022年のソメイヨシノの開花は関東から北日本ほど平年より早く、東海から西日本では平年並のところが多くなる予想です。

全国的に記録的な早さで開花した昨年と比較すると、北日本では同じくらいのところが多くなりますが、東日本と西日本では5〜10日ほど遅くなりそうです。

開花トップは3月19日の東京で、20日に広島が続きます。3月下旬には西日本から東日本の各地で開花を迎え、4月上旬〜中旬には東北の各地で開花します。

北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、札幌では4月23日に開花する予想です。

名所のソメイヨシノ開花予想日
・上野恩賜公園(東京都) 3月20日
・舞鶴公園(福岡県)   3月21日
・鶴舞公園(愛知県)   3月23日
・熊本城(熊本県)    3月25日
・高知公園(高知県)   3月25日
・嵐山(京都府)     3月27日
・弘前公園(青森県)   4月17日

開花スピードの決め手は春の暖かさ

桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏から秋にかけて作られ、冬になると休眠していったん生長が止まります。その後、真冬の厳しい寒さに一定期間さらされると、花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、開花に向けて再び生長を始めます。桜の開花には春の暖かさだけでなく、冬の寒さも必要です。

この冬(12〜1月)は12月後半から寒気が流れ込みやすく、1月は平年より寒くなりました。このため、桜の花芽の休眠打破は全国的に十分に行われているとみられます。

2月前半の気温は平年並か低くなったところが多く、後半も引き続き平年より低く経過し、暖かくなるのは3月に入ってからになりそうです。

3月の気温は西日本では平年並〜やや高く、東日本では平年よりやや高い〜高い予想です。

桜の開花は関東などで平年より早く始まりますが、開花エリアはゆっくりと広がって東海や西日本では平年並の時期に開花するところが多い見込みです。

北日本の気温は平年より高い予想で、平年より開花が早まるところが多い見込みです。

第四回桜開花予想は3月上旬に発表予定です。

※本記事では、開花について以下のように定義しています。
平年:1991年〜2020年の平均値

非常に早い:基準より7日以上早い
早い   :基準より5〜6日早い
やや早い :基準より3〜4日早い
並    :基準との差が2日以内
やや遅い :基準より3〜4日遅い
遅い   :基準より5〜6日遅い
非常に遅い:基準より7日以上遅い