facebook line twitter mail

北陸、東北は午後にかけて荒天に 明日以降は大雪に警戒

2022/02/15 09:46 ウェザーニュース

今日15日(火)は上空に寒気を伴った低気圧が日本海をゆっくりと進んでいます。周辺に広がる雲の一部はすでに北陸などに雨や雪を降らせていて、午後にかけては北陸、東北の広い範囲で荒天となる見込みです。

午後は内陸部で局地的に強い雪

低気圧の東側から南側にかけて広がる雲の一部が北陸方面にかかり始めました。北陸の沿岸部では本降りの雨になっている所があり、石川県輪島市では9時までの1時間に6.5mmの雨を観測しています。標高の高い長野県や岐阜県飛騨地方は雪が降っています。

低気圧の東進に伴って、この後は雪や雨の範囲が広がる見込みです。夕方には北陸から東北、北海道の道南で雪や雨の降る所が多くなります。内陸部を中心に雪が強まって、短時間に積雪の急増するおそれがあります。強い雪による視界不良や路面状況の変化に十分注意をしてください。

また、沿岸部を中心に風も強まりますので、横殴りの雨や吹雪にも注意が必要です。
» 最新の雨雲・雪雲レーダー

明日以降は寒気南下で大雪に警戒

16日(水)の予想天気図
明日16日(水)になると日本海の低気圧はほとんど停滞します。低気圧の西側を回り込むように上空5000m付近で-36℃以下の、大雪の目安になる寒気が本州付近に流れ込む見込みです。

特に北陸西部では明日から明後日17日(木)にかけて活発な雪雲がかかりやすく、断続的に強い雪が降る予想となっています。山沿いの多い所では、2日間で1m前後の積雪増加のおそれがあり、平野部でも30cmを超える雪の積もる所がある予想です。

短い期間に大量の雪が降ることで、立ち往生などによる大規模な交通障害が懸念されます。山間部では雪崩、市街地では屋根からの落雪の危険性が高まりますので、警戒が必要です。
» このあとの積雪予想を確認(会員限定)