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西日本や東海で鮮やかな虹色現象 天気下り坂の予兆

2022/02/12 09:15 ウェザーニュース

三連休中日の今日12日(土)は中国から近畿、東海にかけてハロやアークなどの虹色現象の見えた所が多くなりました。

空の高い所に「環天頂アーク」

西日本から東海では高層に薄い雲の広がっている所が多くなっています。この雲が様々な虹色現象を創り出しました。大阪市では空の高い所に弓なりの虹が見えています。「環天頂アーク」と呼ばれる現象です。

「環天頂アーク」は、太陽の中心から上方46度前後の空の高い所に出現します。弓なりの美しい虹色を描き出すことから、逆さ虹とも呼ばれます。太陽高度が22度前後の時に最もはっきり現れ、日の出の2時間後や日没の2時間前が見えやすい時間帯です。
» 各地で見られている虹色の雲

明日の天気下り坂の予兆

12日(土)8時半過ぎ 愛知県豊橋市で撮影
また、東海ではハロや幻日、アークなどの虹色現象とともに、長く伸びる飛行機雲が見られました。東シナ海では低気圧や前線が発生しつつあり、その前面に広がる上空高い所の雲や、湿った空気の影響が現れていると考えられます。

今夜遅くからは天気が下り坂に向かい、三連休最終日の明日13日(日)は次第に雨や雪の降り出す所が多い見込みです。今日いっぱいは大きな崩れがありませんので、日差しを有効に活用してください。
» ピンポイント天気予報

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
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