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雨と雪の境界は「気温」と「湿度」次第 ユーザー投稿でリアルタイム解析中

2022/02/10 18:10 ウェザーニュース

今日2月10日の朝は、関東の広範囲で雨が降っていましたが、だんだんと雪に変わってきたところが増えてきました。

雨か雪かの境界は、「地上気温」と「湿度」で概ね見極めることが可能です。この「雨雪判別図」は、過去の研究からおおよその目安が教科書等にも掲載されています。

ただ、地域や気象状況によりこの境界線はずれが生じることがあるため、ウェザーニュースではユーザー投稿を活用して、リアルタイムに境界線を分析しています。

15時 14時頃から23区で雪の範囲拡大

14時前から東京23区で降水が強まり、連動して気温が低下し始め、雪に変わってきました。屋根や植え込みなどにもうっすらと雪の積もり始めているところがあります。

リアルタイム分析の結果、過去の経験則よりもやや高い気温でも雪になっている状況です。夜にかけて急速に状況が悪化することも想定されるため、注目が必要です。

11時 9時以降は雪の範囲が拡大せず

9時以降は東京都心での気温・湿度の観測値や、雪の範囲関東平野での雪の範囲に大きな変化がみられません。23区では主に雪まじりの雨で、積雪をもたらすほどにはなっていません。

リアルタイム分析の結果をみると、7時〜9時にかけては、過去の経験則よりもやや高い気温でも雪・みぞれになっていた可能性が考えられます。

8時 関東平野の北西側から雪に変わる

東京都の多摩地方や埼玉県内などで雪の投稿が増えてきました。気温が予報通りに降下中で、都心では2.8℃、湿度95%となっています。

降水で湿度が高くなっている分、まだ23区東部では雨ですが、このまま気温が低下すればまもなく雪に変わってくる見通しです。

5時 小さな雨雲が通過 降り始めは雨

甲信地方では雪の投稿が多いものの、関東平野の大部分では雪ではなく雨となっています。東京都心の気温は4.3℃、湿度は70%で、あと1℃低いだけでも雪になりかねない状況です。

ただ、大気下層の東風が冷気の拡大を防いでいる状況で、すぐには雪に変わらない見通しです。

解析の手法

今回のリアルタイム分析では、約50km四方ごとに区画を分け、範囲内で投稿された「現在天気」を位置情報と紐付け、1kmメッシュ解析気温と湿度に応じて図中にプロットし、傾向を導出しています。

ユーザー投稿はウェザーニュースアプリの「ウェザーリポート」機能、「5分ごとの天気」機能の報告メニューから、それぞれ投稿することが出来ます。予報精度の向上のために、ぜひご協力ください。
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