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関東は午後にかけて積雪急増に警戒 大雪で帰宅時間の交通機関に影響大

2022/02/10 06:51 ウェザーニュース

今日10日(木)の関東は朝から広い範囲で雪や雨が降っています。これから午後にかけて断続的に雪が降り、積雪が急増するおそれがあります。夕方の帰宅時間帯は交通機関に大きな影響が出る見込みです。

甲信ではすでに雪が積もりはじめる

東海沖で低気圧が発生し、周辺の雲が関東甲信から東海地方に広がってきました。現時点で平野部では雨、山沿いでは雪の所が多くなっています。

標高の高い山梨県や長野県では雪が積もり始めており、6時の時点で山梨県富士河口湖町・河口湖で3cm、甲府市と長野県飯田市で1cmの積雪を観測しました。東京都心は気温が3℃前後で、まだ雨となっています。

この後は平野部でも次第に雪に変わる所が増える見込みです。
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午後は交通機関への大きな影響も

11日(金)朝にかけての積雪増加予想
関東や甲信地方では雪雲がかかり続け、今夜遅くまでは広範囲で雪の降りやすい状況となります。東京都心などで雪が止むのは日付が変わって、明日11日(金)の未明の予想です。東京都心を含む広い範囲で10cm前後の積雪が見込まれ、山沿いなどは20~30cmに達する所もあります。

活発な雪雲に覆われるタイミングでは、局地的に1時間に3~5cmの強い雪の降ることがあり、急激な積雪増加で路面状況の悪化するおそれがあります。首都高速では雪の状況により計画的・予防的通行止めを行うとしており、その場合は一般道の渋滞が予想されます。車での外出はできるだけ控え、やむを得ない場合も冬用タイヤやチェーンなどの装備が必須です。

また、電車も積雪の影響でポイント不転換が発生するなどして、運転が見合わせになることも考えられますので、外出する場合もできるだけ早い時間に帰宅をするようにしてください。
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三連休スタートの11日(金)の朝も影響残る

三連休初日となる11日(金)の朝にはほとんどの所で雪が止む予想となっています。11日(金)の朝は広範囲で多くの積雪が残っている可能性が高く、移動をする場合は普段よりも時間がかかることが想定されます。予定の変更や時間の調整が必要です。

積もった雪や踏み固められた雪が冷え込みによって凍結し、その後の気温上昇で表面が溶けると非常に滑りやすくなります。過去の大雪でも、雪が止んだ後に転倒事故が多発するケースが目立つため、雪道を歩く場合は滑りにくい履物を準備し、ゆっくり歩くなど対策が欠かせません。

また、三連休最終日の13日(日)から連休明けの14日(月)にも再び南岸低気圧が予想され、大雪となる可能性が出てきています。今後の動向に要注意です。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
寄居町の空さん