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東京都心で10cm程の積雪のおそれ 気温次第ではさらに悪化も

2022/02/09 15:37 ウェザーニュース

明日2月10日(木)は南岸低気圧の影響で関東甲信の広範囲で雪が降り、積雪が予想されています。

ウェザーニュースの予報では、東京23区では朝から雪が降り始め、特に夕方から夜に雪の降り方が強まり、都心部では10cm程度の積雪になる見通しです。

ただ、予測の誤差は大きく、場合によっては15cmを超える積雪となったり、逆に5cm程度の積雪で済むことも考えられます。

着目点や想定される影響を解説します。

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予報通りであれば先月と同程度の影響

予報通りに推移すれば、積雪は5〜10cmになり、先月1月6日の積雪と同程度ということになります。

そうなった場合には、高速道路の通行止めや、幹線道路でも積雪による渋滞、坂道でのスタック等が発生する可能性があります。タクシーはほぼつかまらず、バスのダイヤは大幅に乱れることが想定されます。なるべく移動は避け、自宅で過ごすようにしてください。

また、電力需要の逼迫が予想されるため、自宅にいらっしゃる場合にも厚着をするなど無理のない範囲での節電にご協力ください。

気温が低めで経過した場合は15cm超 店舗の品薄なども

低気圧が想定以上に発達することで気温が予想以上に低い状態で経過した場合には、15cmを超える積雪となることも考えられます。

そうなった場合には、高速道路は長時間通行止めになり、一般道での移動も通常の10倍以上の時間がかかるような状況も想定されます。先月同様の影響に加えて、物流も長時間停滞するおそれがあるため、スーパーやコンビニの品薄などの影響も懸念されます。備蓄食料を活用し、買い占めなどはご遠慮ください。

郊外では、道路の境目がわからなくなることでの転落事故や、カーポートの倒壊、着雪等による停電などにも警戒が必要です。

雪が弱いまま経過しても油断禁物

低気圧が発達せず雪が弱かった場合には、積雪は3〜5cm程度で済む可能性もあります。郊外では道路にも雪が積もるものの、都心部では植え込みや歩道、道路脇への積雪が主となるケースです。

この場合も歩行者の転倒や、車のスリップ事故等は頻発するレベルですので、なるべく不要な外出はしない方が良さそうです。

気温の変化と降り方の強さに注目を

気温が5℃程度でも雪が降ることはありますが、これが0℃に近づくとより積雪が多くなる傾向があります。また当然ではありますが、降水量が多いほど積雪は多くなります。

先月の大雪では、降水量が少なかったにもかかわらず、気温が0℃未満で経過したため積雪が多くなりました。

気温の推移と雪の降り方の強まりに注目して、くれぐれも安全にお過ごしください。
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