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毛布やシーツを早く乾かす「三角干し」とは?

2022/02/16 10:46 ウェザーニュース

洗濯物が乾きにくい冬、特に毛布やシーツは乾燥機も使いづらく、外で干しても生乾きになってしまったという方もいるのではないでしょうか。そこで、すっきり乾かす裏技を洗濯のプロに教えていただきます。

毛布やシーツは「三角干し」!

日の短い冬は、洗濯物が乾きにくくなるものです。特にやっかいなのが、毛布やシーツなどの大物です。肌が直接触れるものなので、なるべくこまめに洗濯したいのですが、夕方になってもどこか湿っているようで気になります。

「洗濯物には、それぞれ適した干し方があり、乾き具合や生地のダメージに違いが出ます。毛布やシーツのように面積が大きい洗濯物におすすめなのが、『三角干し』です」と、宅配クリーニングのリナビス広報担当・浅見ゆかりさんはアドバイスします。

三角干しは、なぜ乾きやすいのでしょうか。

「三角干しは、毛布やシーツなど対角線状に2つに折って干す方法です。一般的な干し方では、毛布やシーツの端が四角く重なった状態になりますが、三角干しでは下向きの三角が2枚ずれた状態になります。このように干すと、角の一番下の1点に向かって水分が集まり、乾きやすくなるのです。

三角干しは、クッションカバーやバスマットのような、厚みがあって乾きにくいものを干すのにもおすすめです」(浅見さん)

スペースが狭くても乾きやすい干し方は?

ただ、三角干しは対角線状に物干し竿に干することになるため、幅を広く必要とします。

「スペース的に三角干しにするのが難しい場合は、『じゃばら干し』『M字干し』にしてもいいでしょう。この2つの干し方のポイントは、風通しがよくなることです。

じゃばら干しは、角型ピンチハンガーを使ってシーツなどをじゃばら状に干します。じゃばらにすることで、長い物でもスペースを取らずに、風通しよく干すことができます。

M字干しは、物干し竿を2本またぐようにして、毛布などをM字に干します。毛布のように重さがあって角形ピンチハンガーが使えないものでも、狭いスペースで風通しよく干せるので、しっかり乾きます」(浅見さん)

物干し場の環境に合わせて選ぶといいですね。

「ほぼ毎日するお洗濯ですが、工夫次第で効率がずいぶん違います。ぜひ、『三角干し』『じゃばら干し』『M字干し』を実践してみてください」(浅見さん)

シーツや毛布など大物もすっきり洗い、毎日気持ちよく使いたいものですね。

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参考資料など

取材協力:宅配クリーニングのリナビス(https://rinavis.com/)