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寒くても花粉を感じる方が増加中、本格飛散は2月下旬から

2022/02/09 15:31 ウェザーニュース

連日厳しい寒さが続き、明日10日(木)は南岸低気圧の影響で関東では大雪に警戒が必要です。立春を過ぎても、まだ春は遠いと感じる気温ですが、花粉を感じる方が増えてきています。
ウェザーニュースでは、2月8日(火)~9日(水)にかけて、北海道と沖縄をのぞく地域に対して花粉を感じているかの調査を行いました。約8000件の回答を得られ、全国的に見ると「ちょっと感じる」と「けっこう感じる」を合わせた割合は、全体の60%に達しました。(「花粉症ではない」と回答された方を除く)

また、花粉を「ちょっと感じる」と「けっこう感じる」を合わせた割合が最も多かったのは関東で67%。東海や近畿などでも60%前後の方が花粉を感じています。

明日10日(木)は関東でも大雪となる予想で、来週にかけてもまだ寒さが続きそうです。ただ、気象庁の1か月予報によると2月の中旬以降は気温が概ね平年並みとなり、花粉が飛散しやすくなる条件が整います。気温が上がると飛散開始から一気に大量飛散に至り、症状が悪化する可能性もあるので、油断できません。

スギ花粉 2月下旬から3月下旬にかけ本格飛散

スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク予想
スギ花粉の飛散ピークは、関東や東海、近畿では2月下旬~3月下旬、九州では3月中旬頃にかけてとなりそうです。北陸・長野や東北南部の飛散ピークは3月上旬〜4月上旬、東北北部では3月中旬~4月中旬になるとみています。

3月後半に入るとスギ花粉の飛散は徐々に少なくなり、代わって西日本からヒノキ花粉の飛散が増えていく予想です。

花粉症の症状を感じる方は、天気や気温の変化にも気を付けて万全の対策をおすすめします。
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