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10日(木)は東京都心でも積雪10cmのおそれ 南岸低気圧による大雪に警戒

2022/02/08 16:27 ウェザーニュース

明後日10日(木)から11日(金)にかけて、関東の南岸を低気圧が通過する予想です。関東に大雪をもたらす「南岸低気圧」のパターンで、東京都心を含めた関東平野の広い範囲で積雪のおそれがあります。

雪の降りはじめは10日(木)朝から

明日9日(水)に東海の沖合で異なる向きの風が衝突し、シアーラインが発生。10日(木)になるとこのシアーライン上に小さな低気圧が発生し、発達しながら11日(金)にかけて関東の南岸を東に進む予想です。

上空1500m付近には−3℃という、関東の平地で雪の降る目安とされる寒気が流れ込みます。関東は10日(木)の朝から雪が降りはじめる見込みです。

昨日までの予想よりも低気圧は発達し、降水量は多く、気温は低くなる傾向が出てきました。

雪は強まるおそれ 都心でも10cm前後の積雪

10日(木)朝からの24時間の積雪予想
10日(木)朝からの24時間の積雪増加量を見ると、東京都心など平野部でも10cm前後の積雪が予想されており、電車や高速道路などの公共交通機関に大きな影響が出るおそれがあります。また、箱根や奥多摩、秩父などの山沿いでは広く20cmを超える積雪となり、多いところでは30cmに達する予想です。

降り方が強まる可能性もあり、局地的には1時間に3cm以上の雪が降って積雪が急増したり、見通しが悪くなったりするおそれがあります。また、湿った雪となるため、電線などに着雪し、停電が発生するおそれがあります。電気を使わない防寒具や懐中電灯などの用意もしておくと安心です。

南岸低気圧による雪は、気温や低気圧の発達具合などが少し変化するだけで影響が大きく変わってきます。このあとも、こまめに最新の情報を確認するようにしてください。
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雪は三連休初日まで続く予想

低気圧は11日(金)にかけて通過するため、雪は三連休初日の朝まで続くとみています。多くの積雪が残っている可能性があるため、外出を予定されている方は時間を遅くしたり、予定変更などの検討が必要です。

雪が止んでも積雪や、厳しい冷え込みによって凍結のおそれがあります。路面状態には十分注意してください。

また、三連休最終日の13日(日)頃にも再び南岸低気圧が通過して雪となる可能性が出てきています。今後の動向に要注意です。
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