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3つの大雪シナリオ 積雪のカギは南岸低気圧の発達具合

2022/02/08 19:34 ウェザーニュース

10日(木)は南岸低気圧の影響で東京都心でも10cmの積雪が予想されていますが、まだまだ直前まで予報が変わる可能性があります。

南岸低気圧で降る関東の雪は、昔から非常に予報が難しく、これほどスーパーコンピューターが発達した現在でも”予想外”が起こりやすくなっています。

それでは、今回の雪の予報には、どれくらいの幅が存在するのか。3つのシナリオとして解説していきます。

雪の量を決める「南岸低気圧」の発達具合

10日(木)12時の雪雲・雨雲の予想
今回、東京など関東南部に雪をもたらす要因は、9日(水)に東海沖に現れる「南岸低気圧」です。

この低気圧の発達具合で、降雪が強まったり弱まったりするため、積雪の量やそれに伴う影響が変わる可能性があります。

【メインシナリオ】積雪が前回(1月6日)同様になる

現在の最新の見解では、この南岸低気圧が10日(木)9時~21時の12時間発達率(※)が8hPaほどの発達が予想されています。

東京都心でも前回大雪となった1月6日レベルの雪を降らせる可能性が大きくなっています。また、今回は山沿いほど積雪量が多くなるため、東京23区より西のエリアでは、1月6日よりも積雪が多くなる見込みです。

道路や鉄道など交通への影響も大きくなるおそれがあるため、3連休初日にかけてのスケジュールに注意が必要です。
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(※)12時間発達率…低気圧の中心気圧が12時間で低下した程度

【悪化シナリオ】積雪が前回以上になる

もし、この南岸低気圧が予想を上回り、10日(木)9時~21時の12時間発達率が10hPa以上になり、さらに寒気を引き込んで雪の量が増えた場合、前回(1月6日)以上の積雪になるおそれがあります。そのように見解が悪化した場合は、広い範囲での停電や、長期間に及ぶ物流への影響も懸念されます。

【雨寄りシナリオ】道路にうっすら積もる程度

もし、この南岸低気圧が予想を下回り、10日(木)9時~21時の12時間発達率が4hPaほどの発達にとどまった場合は、雪雲が発達しません。そのため、あまり雪を降らせることもなく、前回ほどの積雪にはならない見込みです。

ただそれでも、道路にうっすら程度の雪となる可能性があるため、ノーマルタイヤの走行はご法度。路面凍結による転倒などに注意が必要です。

さらに、低気圧自体が発生しない。または、低気圧が発生しても、遠く離れた所を進むため、降水域が陸地にかからないという可能性も実はゼロではありません。その場合の生活への影響はほとんど無くなります。

気温の変化に注目

10日(木)の雪には、まだまだこれだけ積雪の予想や影響度合いに幅が存在しています。

南岸低気圧の発達具合による影響度合いの変化は、降水の強さや気温の低下につながります。例えば、気温は5℃程度であっても雪が降りますが、0℃に近づくとさらに雪が積もりやすくなります。予想より気温が下がってないか、または上がってないかなど、気温の変化にも注目してみてください。

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