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日本海側の大雪は峠を越える 日差しが届いても落雪や雪崩に注意

2022/02/07 10:19 ウェザーニュース

今日7日(月)は冬型の気圧配置が緩み、一部を除いて日本海側の雪もだんだんと落ち着いてきています。

この週末は記録的な大雪となったところがあり、雪が止んだ後でも屋根からの落雪や斜面での雪崩に注意が必要です。

記録的ドカ雪の札幌も晴れ間が広がる

昨日まで大雪となった日本海側各地の雪は弱まり、昨夜から今朝にかけては10cm以上新たに雪が降ったところは少なくなっています。

まだ日本海から雪雲の流れ込みは見られるものの、午前中は所々で晴れ間が広がり、記録的な大雪となった札幌市内も日差しが届いています。

北陸から北の日本海側では午後にかけては一時的な雪の強まりはあっても、止む時間が長くなる見込みです。
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気温上昇と日差しによる落雪のおそれ

屋根からずり落ちそうな雪とつらら(北海道旭川市 7日9時過ぎ)
北陸や東北の日本海側では、山間部で2m以上、平野部でも50cm前後と積雪が多くなっています。北海道では札幌市や小樽市、留萌市などの沿岸部でも1m以上積もっているところがあります。

30cm以上積雪のある金沢や富山など北陸の都市部では、昼間は5℃前後まで気温が上がる予想です。雪どけによる屋根や樹木、電線からの落雪や、山沿いでは雪崩に注意してください。路面状態が悪化することによって、スリップしやすくなるため、車の運転は慎重にお願いします。

東北や北海道でも雲の間から日差しの届くタイミングがある見込みです。気温が低くても日が当たると落雪や雪崩が発生しやすくなります。頭上にも注意して、斜面の近くには近づかないようにしてください。

また、雪下ろしの作業は必ず複数人で行い、周囲の方と声を掛け合って安全に十分に注意して行うようにしてください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)takuさん 5陽日和【ごはるびより】さん