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10日(木)から関東甲信は雪予想 平野部で大雪となる可能性も

2022/02/06 15:54 ウェザーニュース

10日(木)から11日(金)にかけて、関東の南の海上を低気圧が通過する予想となっています。関東に大雪をもたらす南岸低気圧の典型的なパターンで、早めの備えが必要です。

典型的な関東の大雪パターン

9日(水)に九州の南に進んでくる予想の低気圧は、発達しながら10日(木)にかけて関東沖を通過する見込みです。低気圧に伴う降水域は西日本から東日本の大部分に広がり、雨や雪を降らせます。

関東上空1500m付近には-3℃以下の寒気が流れ込むため、関東では東京都心を含む広い範囲で雪になる予想です。10日(木)は一日を通して雪や雨が降り、11日(金)の朝まで残る所があるとみられます。

低気圧の進路次第で雪の量が増減

予測モデルによる違い
低気圧の進路にはまだ不確実性があり、10日(木)の午後の時点の予測を見ても気象庁・GSMとヨーロッパ・ECMWFとは大きく違っています。

平均的に見た場合は関東甲信の内陸部で10~20cm、東京都心など南部平野部で5~10cmの積雪が想定される状況です。低気圧の進路によって気温が低めとなったり、降水量が増えた場合は、さらに積雪が増加して、東京都心は1月6日以上の大雪になってもおかしくありません。
»〔写真で振り返る〕2022年1月6日の大雪

10日(木)から東京都内の私立高校の入学試験が本格化し、11日(金)の建国記念の日からは三連休となるため、すでに予定が入っている方もいるかと思います。現時点では予測の幅が大きくあまり積もらないケースもあり得ますが、最新情報を確認の上、大雪を前提として早めに対策を進めておくようにしてください。
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