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週刊地震情報 2022.2.6 神奈川県東部で深さ100kmの地震 東京都内で震度3を観測

2022/02/06 11:26 ウェザーニュース

この1週間で国内で観測された地震回数は前週とほぼ同じ水準です。

関東から近畿にかけて本州の内陸部の地震がやや目立っています。この期間に震度3以上の地震は2回発生しました。(1月31日~2月6日10時の集計)

国内:神奈川県東部でM3.9の地震

神奈川県東部の地震
2月1日(火)4時34分頃、神奈川県東部を震源とするマグニチュード3.9、深さ100kmと推定される地震が発生しました。この地震で東京都千代田区で最大震度3、横浜市保土ヶ谷区や戸塚区、川崎市川崎区、三浦市、東京都港区、町田市などで震度2を観測しました。

神奈川県東部を震源とする最大震度3以上の地震は、2016年2月以来、6年ぶりの発生です。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。

複雑な地下構造

神奈川県東部の震源分布
関東の地下は複数のプレートが入り組んでおり、複雑な構造をしています。神奈川県東部は千葉県や茨城県に比べると地震の発生は少ないものの、今回と同様のマグニチュード4前後の地震は1年に数回程度のペースで起きている地域です。

1960年以降の震源の分布を見ても、深さ80~100km付近にやや地震の多い領域が見られます。それ以外にも30km前後の浅い地震や、プレート境界と見られる深さ120km前後でも地震が起きています。

今回は震源よりも少し離れた東京都千代田区で最大震度の3を観測しました。震源が深いこともあり、複雑な地下構造や地盤などの影響があったと考えられます。

世界:南米ペルーでM6.5の深発地震

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は3回発生しています。最も大きな地震はペルーで発生したマグニチュード6.5です。

日本時間の4日(金)未明にペルーを震源とするマグニチュード6.5、深さは約110kmと推定される地震が発生しました。地震のメカニズムは東西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。震源が深かったため地表付近の揺れはそれほど大きくはならず、被害は報告されていません。

ペルーなど南米はナスカプレートが南アメリカプレートに沈み込むことで、しばしば大きな地震が起きています。沿岸部や沖合で発生する浅い地震は津波を引き起こしますが、今回は陸域が震源でなおかつ深い所で発生した地震であったため、津波の心配はありませんでした。

今回の震源付近では去年の11月にマグニチュード7.5の地震が発生していました。メカニズムも正断層型と同じです。深さ100kmを超える地震とはいえ、マグニチュード7クラスになると地上付近での揺れも大きくなります。11月の地震では揺れの強かった地域で建物の倒壊による被害が発生しました。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。