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近畿、東海の内陸で積雪急増 明日も広い範囲で大雪に警戒

2022/02/05 16:31 ウェザーニュース

今日5日(土)はJPCZに伴う発達した雪雲が次々に流れ込んできています。午後は近畿や東海の内陸部で雪が強まってきました。明日6日(日)にかけて積雪の増加に警戒が必要です。

JPCZは午前中よりもやや南下

強い冬型の気圧配置が続いていて、北海道から九州にかけて日本海側の広い範囲で雪が降っています。JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる発達した列状の雲が午前中に比べて少し南下し、近畿北部から東海西部で雪が強まってきました。

15時までの6時間に新たに降った雪の量は、滋賀県米原市で21cm、岐阜県関ケ原町で18cmに達しています。雪の影響で、16時10分時点で名神高速は一部の区間の通行止めが続いていて、東海道新幹線のダイヤにも遅れが生じています。

北陸や長野県北部の強い雪も続いていて、新潟県津南町で288cm、長野県野沢温泉村で227cmなど今冬一番の積雪を更新中です。
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明日も積雪増加が続き警戒は必要

6日(日)夜までの予想積雪増加量
これから明日6日(日)にかけてもJPCZに伴う発達した雪雲は北陸周辺にかかりやすい状況が続く見込みです。明日夜までの積雪の増加量は、北陸や岐阜県、長野県北部の山沿いで50cm以上が予想されます。

すでに雪が増えている所にこれだけの雪が積もることで、山間部では雪崩、市街地では屋根からの落雪の危険性が増します。また、除雪が追いつかない懸念もあり、立ち往生など大規模な交通障害が発生するおそれもあります。

雪が強い間の移動はできるだけ避け、周辺の除雪を行う場合は事故防止に細心の注意を払ってください。
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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
よっちゃんさん