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来週は南岸低気圧で雪の可能性 2月は関東で大雪が多い月

2022/02/04 16:53 ウェザーニュース

来週の9日(水)から10日(木)にかけて、日本の南の海上を低気圧が通過する予想となっています。「南岸低気圧」と呼ばれる関東に大雪をもたらす典型的なパターンです。

寒気が強まれば大雪の可能性も

現時点では低気圧の強さや進路などに不確実性があるものの、関東を中心とした太平洋側で降水となる可能性は高まっています。低気圧の発達が予想されており、周辺では降水が強まる見込みです。

関東で雪の降る目安となる、上空1500m付近で-3℃のラインはちょうと関東付近に予想されていて、雪になるか雨になるかは非常に微妙な状況となっています。

低気圧が発達した場合は、北から冷たい空気を引き込むような形で気温が下がることがあり、そうなると関東平野で大雪になってもおかしくありません。

2月は関東で大雪が最も多い

東京で10cm以上の積雪を観測した日
東京都心で積雪10cm以上となる大雪となったケースは、1980年以降で14回あります。そのうちの8回が2月に降っていて、半数の4回は20cm以上となりました。

最近の2月の大雪としては2014年2月14~15日の事例があります。東京都心で27cm、横浜市で28cmの積雪を観測し、甲府市では観測史上最大の114cmの雪が積もるなど、記録的な大雪に見舞われ、交通機関やライフラインに大きな影響を与えました。
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南岸低気圧による雪は低気圧の進路や寒気の強さなどが少し変わるだけで、降る量に大きな違いが出ますので、現時点でどのくらいの雪になるかの見積もりは難しい状況です。東京都内の私立高校の受験が本格化するタイミングでもあります。最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
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