加湿器が効果を発揮する範囲
「加湿器は、タンク内の水を水蒸気に換えて空気中に放出する電化製品です。その能力はml/h(1時間に何ミリリットル放出するか)や、kg/h(1時間に何キログラム放出するか)という値で表示されます。部屋が広ければ、その値(パワー)も大きくなければなりません」(アイリスオーヤマ)
使用する部屋の広さと、それに適した加湿器のパワーを教えてもらいました。
▼300ml/h:木造5畳
▼400ml/h:木造7畳
▼500ml/h:木造8.5畳
▼700ml/h:木造11畳
▼800ml/h:木造13.5畳
「たとえば木造で6畳の部屋なら、300~400ml/hの加湿器でいいことになります。ただし、エアコンで暖房している部屋は乾燥が激しいので、パワーが1段階大き目の加湿器を選んだほうがいいでしょう」(アイリスオーヤマ)
使用する部屋の広さと、それに適した加湿器のパワーを教えてもらいました。
▼300ml/h:木造5畳
▼400ml/h:木造7畳
▼500ml/h:木造8.5畳
▼700ml/h:木造11畳
▼800ml/h:木造13.5畳
「たとえば木造で6畳の部屋なら、300~400ml/hの加湿器でいいことになります。ただし、エアコンで暖房している部屋は乾燥が激しいので、パワーが1段階大き目の加湿器を選んだほうがいいでしょう」(アイリスオーヤマ)
NG場所1:壁や窓の近く
加湿器はどこに置くかによって効果が変わるそうです。
「まず、置いてはいけないNG場所を覚えてください。通常、加湿器は水平で安定した台の上に置きます。そのとき、壁際や窓の近くは避けなければなりません。水蒸気が結露を発生させると、カビの原因になるからです。
部屋の壁、カーテン、家具の近くには、置かないようにしましょう。窓の近くも、アルミサッシやガラス窓が水滴で濡れて、窓枠や床の劣化につながります。基本的に、部屋の隅は避けたほうがいいでしょう」(アイリスオーヤマ)
「まず、置いてはいけないNG場所を覚えてください。通常、加湿器は水平で安定した台の上に置きます。そのとき、壁際や窓の近くは避けなければなりません。水蒸気が結露を発生させると、カビの原因になるからです。
部屋の壁、カーテン、家具の近くには、置かないようにしましょう。窓の近くも、アルミサッシやガラス窓が水滴で濡れて、窓枠や床の劣化につながります。基本的に、部屋の隅は避けたほうがいいでしょう」(アイリスオーヤマ)
NG場所2:電化製品の近く
「テレビやオーディオなど、電化製品の近くに加湿器を置くのもNGです。加湿器から出るのは細かな水蒸気ですが、電化製品に長時間当てると結露したり、水のミネラル分が付着したりして故障の原因になります。
精密機械にとって水分は大敵なので、水蒸気が噴き出す先にパソコンがあるような設置場所もお勧めできません」(アイリスオーヤマ)
加湿器のコードは長さに限界があるので、コンセントの位置関係から、つい電化製品の近くに置きがちです。その場合は延長コードを使って、電化製品から離しましょう。
精密機械にとって水分は大敵なので、水蒸気が噴き出す先にパソコンがあるような設置場所もお勧めできません」(アイリスオーヤマ)
加湿器のコードは長さに限界があるので、コンセントの位置関係から、つい電化製品の近くに置きがちです。その場合は延長コードを使って、電化製品から離しましょう。
NG場所3:エアコンの風が直接当たる場所
エアコンの風が加湿器本体に直接当たる場所に置くのもNGだといいます。
「最近の加湿器は最適な湿度をセンサーが感知して自動制御するタイプが多くなっていますが、エアコン暖房が直接当たると、センサーが誤作動してしまいます。
そのため、エアコンと加湿器を併用するときは、風が直接当たりにくい、エアコンの真下に置くとよいでしょう。
エアコンの温かい空気は上へ、冷たい空気は下に溜まります。エアコンの真下に置くと、加湿器から出た空気がエアコンの温かい空気に乗って部屋全体に広がりやすく、効果的に室内を加湿できます」(アイリスオーヤマ)
「最近の加湿器は最適な湿度をセンサーが感知して自動制御するタイプが多くなっていますが、エアコン暖房が直接当たると、センサーが誤作動してしまいます。
そのため、エアコンと加湿器を併用するときは、風が直接当たりにくい、エアコンの真下に置くとよいでしょう。
エアコンの温かい空気は上へ、冷たい空気は下に溜まります。エアコンの真下に置くと、加湿器から出た空気がエアコンの温かい空気に乗って部屋全体に広がりやすく、効果的に室内を加湿できます」(アイリスオーヤマ)
いちばん効果的なのはどの場所?
では、加湿器を効果的に使うには、部屋のどこに置けばいいのでしょうか。
「エアコンを使わないときは、加湿器はできるだけ部屋の中央に置いてください。加湿器の目的は部屋全体に湿気を行き渡らせることですから、部屋の隅に置いたのでは効果を十分発揮できません。
一方で、すでにお伝えした通り、エアコンと併用するときは部屋の中央だとエアコンからの風が加湿器に直接当たりやすいので、エアコンの真下がお勧めです。ただし、エアコンの下は壁沿いになるため、エアコンをつけていないときは部屋の中央に置くなど、状況によって加湿器を移動させると良いでしょう。
また、置く場所の高さも大切です。湿気を含んだ空気は室内の下部に集まる性質があるため、やや高い位置に置くとより効果的に加湿できます。安定した台か机の上に置くことをお勧めします」(アイリスオーヤマ)
そのほか、毎日のお手入れも大切だと忘れないでほしいといいます。
「タンクに残った水には雑菌が発生しやすいので、毎日入れ替えてください。使うのは水道水が最適です。微量に含まれた塩素が、雑菌の繁殖を抑えてくれます」(アイリスオーヤマ)
コロナ禍の冬を健康に乗り切るためにも、加湿器を正しく活用したいものです。
» 全国の乾燥指数
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「エアコンを使わないときは、加湿器はできるだけ部屋の中央に置いてください。加湿器の目的は部屋全体に湿気を行き渡らせることですから、部屋の隅に置いたのでは効果を十分発揮できません。
一方で、すでにお伝えした通り、エアコンと併用するときは部屋の中央だとエアコンからの風が加湿器に直接当たりやすいので、エアコンの真下がお勧めです。ただし、エアコンの下は壁沿いになるため、エアコンをつけていないときは部屋の中央に置くなど、状況によって加湿器を移動させると良いでしょう。
また、置く場所の高さも大切です。湿気を含んだ空気は室内の下部に集まる性質があるため、やや高い位置に置くとより効果的に加湿できます。安定した台か机の上に置くことをお勧めします」(アイリスオーヤマ)
そのほか、毎日のお手入れも大切だと忘れないでほしいといいます。
「タンクに残った水には雑菌が発生しやすいので、毎日入れ替えてください。使うのは水道水が最適です。微量に含まれた塩素が、雑菌の繁殖を抑えてくれます」(アイリスオーヤマ)
コロナ禍の冬を健康に乗り切るためにも、加湿器を正しく活用したいものです。
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